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知っていると得をする〜お風呂を使った健康法(2)

温度調節に気をつけて!
■寒い脱衣室は体に毒!?

画像:浴室に入る前に洗い場にもかけ湯をそろそろ温かいお風呂が恋しくなる季節。だからこそ注意しなければならないのが、急激な温度変化だ。

浴槽につかる前にかかり湯をするのは、ホコリを落とすだけではなく、お湯の温度に体を慣らす意味もある。体が冷えているのにいきなり熱いお湯に入るような急激な温度変化は、血管を収縮させ、血圧の急上昇を招いてしまうのだ。

ちょっと恐い話だが、お年寄りの家庭内事故の第一位が実は浴室。浴槽につかるときだけではなく、冬場は、裸になる脱衣室や浴室がほかの部屋と比べて寒いこともある。できれば暖房を入れ、最初に入る人は洗い場にはお湯をかけるなどして温めてから入浴することを勧めたい。また、若い人でも冷えた体でお湯につかると十分に温まらず、すぐ湯冷めをしてしまうことにもなる。芯から温まるためにも、かかり湯は重要なのだ。


■ぬるいお風呂こそ美人の湯

ぬるいお湯でお肌しっとり お年寄りの話をもうひとつ。年をとると新陳代謝が衰え、体温が下がり気味。そのうえ、皮膚が固く熱を通しにくくなるため、熱いお湯を好む傾向がある。熱いお湯の銭湯や温泉で、お年寄りが気持ちよさそうに入っているのには、ちゃんと理由があるのだ。

しかし、女性など美容が気になる人にはぬるいお湯がおすすめ。40度以上のお湯だと、皮膚の柔らかさを保つために欠かせないコラーゲンの性質が変化し、硬くなってしまう。肌の潤いを保つ皮脂も流してしまうため、カサつきの原因になる。ぬるめのお湯なら皮脂の分泌が盛んになるので、肌がしっとりしてくるのだ。

画像:ぬる湯とあつ湯 熱いお湯とぬるいお湯で、体への作用が異なるのは皮膚に対してだけではない。ぬるいお湯だと副交感神経の活動が活発になり、心臓の鼓動がゆるやかになって血圧が下がる。呼吸は遅く、筋肉は緩むのでリラックスする。熱いお湯は交感神経の活動が活発になるので、反対に脈拍は速く、呼吸量は多く、活動的になるのだ。


入浴で元気になるのはなぜ?
浴槽につかることで得られる疲労回復効果は、大まかにいって3つ。

Q1 血行促進

温熱効果で体のすみずみまで血行をよくし、疲労物質を体の外へ排出する。
新陳代謝が活発になる。
体が芯まで温まり、リラックスすることでストレス解消にもつながる。

シャワーだけより浴槽につかったほうがベター。

Q2 水圧でむくみ解消

お湯につかっているときは水圧が全身を圧迫する。お風呂の中でウエストは3〜5cm縮むといわれるほど。この水圧が、血液やリンパ液の流れをよくし、立ち仕事などで疲れた脚のむくみを追い出す。

内臓のはたらきも活発にするため、便秘解消にも役立つ。ただし、心臓も圧迫するので、お年寄りや心臓が弱い人はつかる時間を短くする、あるいは胸の部分より下だけお湯につかる半身浴がおすすめ。

Q3 アカを落としてさっぱり

体についた汗や汚れは毛穴や汗腺をふさいで、皮膚が呼吸しにくくなる。皮膚を刺激したり、悪臭の原因にもなる。お湯につかるうちに毛穴が開いて皮脂の分泌が盛んになり、体に負担をかけていた汚れや雑菌を落としていく。


体にやさしい入浴法
■ゴシゴシ洗わなくても大丈夫!

画像:洗い方お湯につかると毛穴が開いて汚れや皮脂が押し出され、古くなった角質が柔らかくなる。汚れの一部はお湯に流れ出す。つまり、体を洗うのは、浴槽にしばらくつかった後のほうがよく、ゴシゴシこすらなくても汚れが落ちやすい状態になっているということだ。

泡の作用も見逃せない。泡は言ってみれば、小さなシャボン玉の集合体。その小さなシャボン玉とシャボン玉の間に汚れが吸い込まれていくため、石けんを十分泡立てて優しくマッサージするだけで十分きれいになる。洗髪も同じで、シャンプーの泡の間に汚れが吸い込まれる。

こすり過ぎは、皮脂や角質を必要以上に削って傷めてしまうことになるので注意しよう


■入浴はランニングと同じ!?

体を洗う時間も含め30分程度お風呂に入っているだけで、1,000mランニングするのと同じくらいエネルギーを消費しているという。入浴後はできれば1時間ぐらい体を休めたい。また、入浴中は思っている以上に汗をかいて、水分を失っている。水分を補給し、化粧水などをつけて体の潤いを保とう。

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