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すっぱさと香りの効用 すだち&かぼす
そのすっぱさが元気のもと!すだち&かぼす

すだちやかぼすってどんなもの?
すだちやかぼすは、柑橘類の一種でゆず類に属している。ゆずといえば、香りが高いことで有名だが、すだちやかぼすもゆず同様に生で食べるよりは、香りや酸味を利用するほうが多い。ちなみに、ゆず類は酢みかん、香酸柑橘とも言われている。

画像:すだち【すだち】
ゆずの親戚ともいわれ、丸い形をしており、25〜50g程度の小ぶりのもの。ちょうどゴルフボールくらいのものだ。一般的に出まわっているものは緑色の未熟果のもの(成熟すれば果皮はオレンジ色になる)。すだちは、ゆず類の中ではゆずに次いで寒さに強い柑橘類だ。
実にはさわやかな香りやほどよい酸味があるため、果汁がよく利用されるが、果皮も香りがいいため、すりおろして使われる。

画像:かぼす【かぼす】
すだちと色、形は似ているが、大きさはすだちより一回り大きく、100〜120g程度ある。江戸時代に中国より渡来した柑橘類で、当時は風邪薬や皮膚の薬として使われていた。また、皮を刻んで蚊やブヨをいぶすために使われていたことから、「蚊いぶし→カブシ→カボス」と言われるようになったと伝えられている。
すだちと同様に香りが高く豊かな風味があり、まろやかな酸味があることから、さまざまな料理を引き立てている。

すだちやかぼすの旬は秋
すだちは8〜9月ごろに緑果が出まわりはじめ、10月ごろが出荷のピークとなる。徳島県の特産的作物であり、全国シェアは約98%。
一方、かぼすは8〜10月ごろが旬で緑果が出荷される。11月ごろになると成熟して黄色に色づいてくる。全国生産量の約98%を占めるのは大分県。

どちらも秋が旬のもの。これからの時期、おいしいものを口にすることができるのだ。

あの「すっぱさ」の効用は?
画像:クエン酸の効果すだちもかぼすも「香酸柑橘」と呼ばれているが、香酸柑橘とは普通のみかんより酸味が強く香りの高い柑橘類のこと。その酸味には、健康効果が隠れている。
すっぱさの正体は「クエン酸」。クエン酸とは、人が食事から摂った糖質が分解されてエネルギーに変換される過程(クエン酸サイクル)で欠かせないもの。もし、クエン酸が体内に不足していると、糖質がエネルギーに変換されなくなって体内に蓄積されてしまう。その結果、体脂肪を増やしてしまったり、乳酸に変化させて疲労感を感じさせてしまうのだ。
かぼすやすだちに含まれるクエン酸は、柑橘類の中でも多い方で、100g中にレモンは3g、みかんは1gなのに対し、かぼすは6g、すだちは4.5gのクエン酸が含まれると言う。

また、クエン酸には血液をサラサラにする効果もあり、体内の代謝を活性させるはたらきもある。さらに、胃腸が弱い人や食欲不振の人も、すっぱさ効果の恩恵を受けることができるのだ。
まさに、「クエン酸」さまさま!
クエン酸サイクルについて:酸味の正体は「クエン酸」

ビタミンCが豊富!
画像:ビタミンCが豊富柑橘類といえばビタミンCが豊富。すだちやかぼすも例外なく、ビタミンCが豊富である。しかし、ビタミンCは熱や水に弱いため、生で食べるのがいちばん効率よく摂取できるという特徴がある。
その点、柑橘類は生で食べるものが多く、ビタミンCを直接摂取することができる。ビタミンCの1日の必要所要量は、100mg(厚生労働省「第6次改訂日本人の栄養所要量について」より)。とはいえ、かぼすやすだちはそのまま生で食べることがあまりないため、これだけで1日の所要量をまかなうことはできないが、搾り汁や皮をすりおろして利用すれば、ビタミンCを摂取することができるのだ。
<<柑橘類に含まれるビタミンC(可食部100g当たり)>>
かぼす(果汁) 42mg
すだち(果皮) 110mg
すだち(果汁) 40mg
ゆず(果皮) 150mg
ゆず(果汁) 40mg
うんしゅうみかん 32mg
いよかん 35mg
バレンシアオレンジ 40mg
「五訂 日本食品成分表」より


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