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働き盛りのあなたを襲う「突然死」
「突然死」は避けられないのか

「心電図」の異常はそのままにしない
心電図の異常」の多くは心配のいらない不整脈だが、中には突然死の原因になる不整脈もある。定期健康診断で心電図に異常があると言われた場合には、一度専門医で診断を受けよう。

■ 突然死を起こす不整脈「特発性心室細動」とは?

心臓の構造 心臓は筋肉でできているポンプであり、そのはたらきによって血液を全身から集めて体中へ血液を送り出している。この規則正しい収縮のリズムが狂ってしまった状態が不整脈である。
不整脈には、大きく分けて脈が速くなる頻脈性不整脈と脈が遅くなる徐脈性不整脈がある。中でも、頻脈性不整脈の一種である心室細動は最も危険な不整脈であり、突然死の原因にもなっている。

心室細動とは、心臓の心室筋がばらばらに動いて血液を送り出すポンプの役割を果たさなくなった状態。これが数分間続くと全身に血液が循環しないため、死に至ってしまう。心室細動になる要因は、心臓の冠動脈が詰まる心筋梗塞や肥大型心筋症、拡張型心筋症だ。

最近の研究では、特発性心室細動を起こす人には心電図に特有の形や振幅が出現することがわかってきたため、きちんとした心電図の検査を受ければ特発性心室細動のリスクは下げることができる。
心臓の声をしっかり聞こう!

突然死しないための生活習慣チェックポイント
もちろん、定期健診による心電図のチェックも必要だが、なんといっても日常生活から気を付けることが大切。日々の積み重ねが突然の不幸を避ける最も有効な方法なのだ。

check 朝の光を浴び、規則正しい生活をする
突然死の原因ともなる心筋梗塞や狭心症の発作が深夜から明け方にかけて集中するのには理由がある。
人間の脳にある視床下部には、自律神経やホルモンの中枢など、重要な神経細胞がぎっしり詰まっている。その自律神経には、交感神経副交感神経の2種類があり、本人の意思とは関係なくうまくバランスをとりながらはたらいている。

早朝から午前中は、ちょうど体が休息から活動に変わる時間帯であり、目が覚めるとそれまで活発にはたらいていた副交感神経のはたらきが低下し、反対に交感神経が活発になる。交感神経が活発にはたらくと、血圧が上昇したり、心拍数が増加するのだ。

ところが、不規則な生活や夜更かしなどをすると自律神経のリズムが乱れ、血圧や心拍数が急激に上昇して心臓の冠動脈に負担をかけてしまう。そのため、動脈硬化が進み冠動脈の血流が悪くなったり、詰まったりして狭心症や心筋梗塞などの発作が起こりやすくなるのだ。

これを防ぐには、まず規則正しい生活をして、自律神経のリズムを乱さないこと。とくに、朝の光を浴びると目からはいった光は脳の視床下部に送られ、生体リズムが覚醒モードに入る。1日の生活をスタートさせるには、できるだけ決まった時間に起き、朝の光を十分に浴びることが理想的だ。
快調キープ!の自律神経バランスアップ術

<<相反する『自律神経』2種のはたらき>>
交感神経のはたらき 副交感神経のはたらき
●心臓のはたらきを速める
●血圧を上げる
●消化を抑制する
●排泄を抑制する
心臓のはたらきを抑える
血圧を下げる
消化を促す
排泄を促す

check ストレスや過労に注意
阪神淡路大震災やロサンゼルス地震の後に心臓に起因する突然死が急増したとの報告がある。

自分では疲れていないとか、ストレスなんてたまっていないと思っていても、実際には心的・肉体的に負担がかかっていることがあるのだ。特に、ストレスは定期健診などで分かるものではないので、ある程度は自分で振り返りながら注意する必要がある。

職場や家庭などで悩みがあったり、ちょっと働き過ぎだなと思う場合には早め早めに休養を取るようにしよう。また、本人がなかなか気づかない場合もあるので、周りから見て「働き過ぎだな」と思える人には、休養を取るよう勧めよう。

check 運動中の突然死にも要注意
準備運動をしましょう
突然死は運動中にも起こることがある。
中高年の場合、ランニングのスタートやゴール直後、ゴルフの最中などに突然死することが多い。
普段から血圧が高い、コレステロール値が高い、また心臓になんらかの疾患があるなどの危険因子を持った状態で急激に運動をすると、心臓に負担がかかってしまうのだ。

もし、事前に心電図に異常があるなどするのなら、あらかじめ運動負荷心電図やマスター2段階テストなどの検査を受けておこう。
また、運動中は水分を十分に摂り、急激な運動は避けるように。


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