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女性のからだの気になる症状 卵巣の病気
代表的な卵巣の病気

卵巣のう腫
卵巣は比較的腫瘍のできやすい臓器。ほとんどのケースが卵巣のう腫で、残りが充実性腫瘍と呼ばれるものだ。

どんな病気? 卵巣内の組織の卵胞に液体などがたまってできた腫瘍。多くの場合は良性だが、中には悪性に変わるものもある。たまった内容物によって3種類に分けられる。
●皮様のう腫
髪の毛や歯、骨、皮脂分泌物が入っている腫瘍。卵子の元である胚細胞が変化し、成長ホルモンによって発育してしまったもの。ほとんどが良性だが、あまり大きくなったまま放置しておくと茎捻転(けいねんてん)を起こしやすいので要注意。

●漿液(しょうえき)性のう腫
無色または黄褐色のサラサラした液体が内部にたまった腫瘍。卵巣のう腫の中で最も多い。ほとんどが良性だが、皮様のう腫同様大きくなり過ぎると茎捻転を起こしやすい。

●偽粘性のう腫
ネバネバした粘液のような液体がたまるのう腫。良性のものと悪性のものがある。良性のものは茎捻転を除けばさほど心配はいらないが、悪性のものは急速に大きくなりやすく、全身の栄養が吸い取られて衰弱したり、転移することもある。

また、「チョコレートのう腫(のう胞)」と呼ばれる病気もある。これは卵巣に発生した子宮内膜症が、生理のたびに出血し、のう腫を形成していくもの。激しい生理痛、腰痛などを伴うケースが多い。
子宮内膜症

《卵巣のう腫》
卵巣のう腫の図
《茎捻転》
茎捻転の図
どうやって治療するの? 良性で小さなものなら月に1回程度の検診で経過を見守る。自然に小さくなり消えてしまうものもあるが、どんどん大きくなるようなら茎捻転などの危険性を考慮し、手術することも。また、良性か悪性かの判断ができない場合も、原則として腫瘍部分を除去する手術を行う。
  《卵巣のう腫の治療法》
手術 良性の場合 腫瘍が小さい場合は体に負担の少ない腹腔鏡下手術を行い、問題の腫瘍部分だけを切除するので術後の妊娠は可能。大きな腫瘍の場合は卵巣ごと摘出することもあるが、片方が残っていれば妊娠も可能。
悪性の場合 卵巣がん

充実性腫瘍
どんな病気? 卵巣の組織細胞にできた、さわると硬い腫瘍。良性のものもあるが、中には悪性に変化するもの、最初から悪性のものなど、性質はさまざま。
どうやって治療するの?
《充実性腫瘍》
充実性腫瘍の図
良性であっても悪性に変わる恐れがあるため、治療には注意が必要。最終的には腫瘍を取り除き、組織を調べることで良性か悪性かの確定診断ができることも多い。
卵巣のう腫同様、良性であれば腫瘍だけを切除し、術後の妊娠・出産の可能性も考えられる。

卵巣がん
どんな病気? 卵巣のう腫や充実性腫瘍など、卵巣にできたすべての腫瘍のうち悪性のものを卵巣がんと呼ぶ。一般的に40代以降に多いと言われているが、20代に起こるケースもある。
未婚の女性や、排卵の回数が多い女性(妊娠・出産の経験がない女性)ほど発生率が高いとも言われているが、原因ははっきりしない。また、食生活の欧米化に伴って増加していることから、動物性脂肪・たんぱく質の摂取との関係についても考えられている。
どうやって治療するの?
《卵巣がん》
卵巣がんの図
卵巣がんの場合、手術による卵巣の摘出と化学療法が基本となる。
手術は腫瘍の状態や年齢、ライフスタイルによって変わってくる。例えば20〜30代で、これから妊娠を望んでいる場合にはできるだけ腫瘍部分だけを切除、40代以降なら反対側の卵巣もチェックして問題がなければ片方だけを切除、さらに閉経が近い年齢であればリスク回避のために両方の卵巣を切除するなどの方法が考えられる。
  《卵巣がんの治療法》
手術 初期の場合 片方の卵巣や子宮を残して化学療法で治療する方法もある。妊娠の可能性はあるが、再発の可能性もある。
進行している場合 両方の卵巣、卵管、子宮、リンパ節などをすべて切除する方法がとられる。妊娠はできなくなるが、再発の可能性は抑えられる。

卵管炎・卵巣炎
どんな病気? 卵管炎と卵巣炎は多くの場合併発するため、このふたつの病気をあわせて「子宮付属器炎」と呼ばれる。大腸菌や淋菌、クラミジアなどが子宮から卵管へ進入することで起こる病気。最近特に増加しているのがSTDのひとつ、クラミジアによるもの。原因菌がわかったら、必ずパートナーと一緒に治療すること。また、人工妊娠中絶や流産、出産がきっかけになることもある。
放置しておくと腹膜炎や敗血症を引き起こしたり、不妊症の原因になることもあるので要注意。
どうやって治療するの?
《卵管炎・卵巣炎》
卵管炎・卵巣炎の図
下腹部の痛みや発熱を伴う場合はすぐに入院して抗生物質や消炎剤などで炎症を抑える。発熱がおさまっても慢性化を防ぐためにさらに数週間様子を見る。それでも症状が改善しない場合は卵管を切除してたまった膿や水を出す手術を行うことも。
早期発見ができれば、通院で抗菌剤を服用しながら安静にすることで短期間で治療できる場合もある。やはり、「何かヘン」と思ったらすぐに病院で検査を受けることが肝心だ。

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