肝臓を傷めないためには飲酒習慣や食事が大切です。そこで、肝臓とお酒&食事の関係について簡単なクイズにしました。さて、あなたはどのくらい分かりますか?
休肝日を設けたとしても、そのほかの日にたくさんのアルコールを飲んでいれば意味はありません。肝臓に悪いのは、たくさんのアルコールを連日飲むことです。毎日飲んだとしても、量が少なければ肝臓にはそれほど悪影響ではありません。
ただし、毎日飲んでいるとだんだん量が増える傾向にあるので、毎日飲むことは避けたほうが無難です。
というわけで、正解は「ウソ」
一般的に女性は男性より短期間、少量のお酒で肝硬変へ進行すると言われています。その原因は女性ホルモンの分泌と血中アルコールの消失速度に関係があります。
男性の半分から3分の1のアルコール量でも肝障害に進行するので、女性の飲み過ぎはとくに注意しましょう。
ちなみに、社会へ進出する女性が増え、男性と同じようにお酒を飲む機会が増えたこともありますが、その一方でストレスからキッチンドランカーになるケースもあるようです。その結果、さまざまな肝障害へと進行することがあります。
というわけで、正解は「ホント」
アルコールには主に炭水化物しか含まれておらず、何も食べないでお酒だけを飲んでいると栄養バランスが悪くなり、肝臓も障害されやすくなります。
また、食事と一緒にお酒を飲むようにすれば、アルコールの量も抑えられ、食べもので胃の粘膜を保護して胃潰瘍や胃炎になるのを避け、肝臓での吸収もゆっくりになって肝臓に与える影響を弱めることができます。
ただし、アルコールはただでさえカロリーが高いため、肥満にならないためにもご飯や麺類などの炭水化物は避け、ビタミンやミネラルが摂れるものを一緒に食べるのがおすすめです。
というわけで、正解は「ウソ」
肝臓が悪くなるのは、お酒の種類にはまったく関係がありません。たまに、「日本酒より焼酎のほうが体にいいから…」と言う人もいますが、肝臓にとってはアルコールの量が問題です。
したがって、どのような種類のお酒を飲んでも含まれるエチルアルコールの量が少なければOKです。
というわけで、正解は「ウソ」
人間の体はたんぱく質からできています。当然、肝臓もたんぱく質によってつくられています。たんぱく質はアミノ酸からつくられており、体内で合成できるアミノ酸もありますが、食物から取り入れなければならない必須アミノ酸も9種類あるのです。
つまり、肝臓の再生には必須アミノ酸を含んだ良質なたんぱく質を食べものから摂取することが必要不可欠となります。特に肝炎や肝硬変などで肝細胞がダメージを受けている時には、たんぱく質を多く摂ることで肝臓での代謝機能が亢進すると言われているので、良質なたんぱく質を含む食事は積極的に摂ったほうがいいでしょう。
というわけで、正解は「ホント」