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『自分だけは大丈夫』!?STDについて知っておこう!
いろいろなSTD

STDの種類

先にも述べたとおり、STDの病気の範囲はとても広い。今回は特に流行して問題の多い病気に絞って紹介しよう。

病名 どんな病気? 治療法
クラミジア クラミジアとは、セックスによりクラミジア・トラコマティスという病原体に感染する病気。潜伏期間は数日だが、感染した病原体が少ないと1ヵ月ぐらい後に発病することもある。
男女とも症状が軽いため気づかないことも多く、そのため感染を拡げてしまう。特に女性の場合は症状が出にくいために、はじめは子宮の頸管部に起きた炎症(子宮頸管炎)が子宮内膜、卵管、腹腔内へと体の奥へ奥へ広がる恐れがある。女性に比べると男性は症状が出やすいが放っておいても自覚症状が消えてしまうので、治療を受けなかったり勝手に中断してしまう人が多く、これも体の奥に入り込み、前立腺に膿を持ったり、睾丸に感染して不妊症の原因になったり、周囲に感染を拡げる原因となっている。
感染初期であれば、適切かつ十分な抗生物質の飲み薬で通常2週間ほどで治療可能。ただし、パートナーが一緒に治療しなければ、治ってもすぐうつされてしまうので要注意!また、複数のパートナーがいる場合は、「性行為をするグループ全員」の治療をしなければならない。自覚症状が消えても投薬の中止は専門医の判断にゆだねること。勝手に治療を中止してはいけない!
尖形(せんけい)コンジローム セックスによってヒトパピローマウイルス(HPV)に感染して発症。男女ともに性器から肛門にかけて先の尖った白〜ピンク色の細かいイボができる。痛みやかゆみはないが、増殖するとイボが群がってカリフラワー状に。他のSTDと合併しやすいのも尖形コンジロームの特徴。
悪性型のHPVは女性の場合子宮頸がん、男性の場合陰茎がんの原因に関わるともみられており、きちんと治療することが大切。
患部を電気で焼いたり、凍結させて取り除いたりする外科的手術による方法と、患部に軟膏を塗る方法がある。日本では軟膏の保険認可がないことと効果が不確実なのでレーザー照射を含む外科的手術や冷凍凝固が主流となっている。再発しやすいので根気よく治療を続けることが大切。
淋菌感染症 淋菌と呼ばれる細菌によって感染、1回のセックスでうつる確率は50%とも言われ、かなり強い感染力を持つSTDが淋菌感染症だ。女性の場合症状が出にくいので感染が進みやすく、炎症が子宮の奥や卵管に進むと不妊の原因に。感染したまま出産すると産道で赤ちゃんに感染し、失明させることもある。
抗生物質の普及で一時は減ったが、1998年頃から男女ともに増加の傾向が見られる。オーラルセックスの一般化により、咽頭感染が目立ってきている。中年以降の男性の淋菌感染症のほとんどは風俗店での感染といっても過言ではない。
適切かつ十分な抗生物質を4−7日投与するが、治癒の判定は専門医にゆだね、自己判断で投薬の中止をしてはいけない。筋肉注射が有効な場合もある。近年抗菌剤が効かない耐性淋菌も増加していて、有効な治療薬が短い期間で変わってしまうので、たとえ大学病院といえども対応しきれないこともある。第一線の経験豊富な専門医を選びたい。
性器ヘルペス 性器ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルスによって感染するクラミジアに次いで多いSTD。症状の出方は2通りあり、激しい痛みと発熱を伴う「急性型」と、感染後再発を繰り返す「再発型」がある。再発の場合には自覚症状が軽いので、知らず知らずのうちにウイルスを放出している恐れがある。自分の手についたものが目に入ると角膜炎などを起こす危険がある。 高熱や激痛などの重症のものには抗ウイルス剤の注射や飲み薬を、水ぶくれや潰瘍には軟膏が処方される。通常は1−2週間のうちに症状が治まるが、体からウイルスがなくなるわけではないので完治は難しく、体力が落ちているときに再発しやすい。
毛じらみ・疥癬(かいせん) いずれも寄生虫によって感染。毛じらみは吸血虫で、陰毛や腋毛などの体毛について吸血・産卵し激しいかゆみを引き起こす。減少していたものの、90年代半ばから再び増加の傾向に。疥癬はヒゼンダニというダニによるもので、陰部に限らず全身に激しいかゆみがあらわれる。 毛を剃ることが治療の第一歩。成虫は肌から離れると数時間で死んでしまうが、卵は生き続ける。駆虫剤を使うが、とにかく根気強い治療が必要。下着やシーツなど、洗濯して乾燥機にかけたり、寝具はよく干して掃除機を何回もかける。
HIV感染症(エイズ) HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して起こる病気。発病するとカリニ肺炎、カポジ肉腫という腫瘍などに侵され、全身が衰弱していく。1回のセックスでうつる確立は0.1〜1.0%と感染力はさほど強くはないが、感染後約10年間の潜伏期は症状が出ないため、見逃してしまうことも多い。
日本に上陸したときは同性愛者の病気という偏見があり、その後薬害エイズの事件が話題になったが、エイズは異性間のセックスで感染していく「STDのひとつ」でもあることを忘れてはいけない。こうした認識の欠如からか、欧米諸国でのエイズ感染者数は年々減少しているのに、日本ではいまだに増加し続けている。

保健所などで無料無記名の検査が受けられるので、結果を怖がって検査しないことがもっとも危険。積極的に抗体検査を受けよう!HIV感染症と合併しやすいSTDは梅毒、尖形コンジュローム、性器ヘルペス、クラミジア性尿道炎の順に多い。逆にいえばこれらの病気にかかったら、HIV感染の危険も考えてHIV抗体検査をするよう心がけるべし!
感染しているかどうかは血液検査でわかる。現在特効薬はないが、抗ウイルス剤を飲むことで発症を遅らせることができる。いい薬も開発されているので根気よく治療を続けながら特効薬の開発を待つことも可能。


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