疾患・特集

「朝に弱い」は体質?病気?朝起きられないのはなぜ?

朝に弱いのは体質でしょうか?それとも病気でしょうか?現代社会は、夜でも生活できるよう、コンビニやレストランなどが充実、深夜番組が普及し、夜型人間が増えてきました。そのため、朝起きられない人が多くなってきたようです。

朝起きられないのはなぜ?

「朝、起きるのがツラくって…」「頭がボーっとしていて朝なかなか布団から出られない…」。こんな悩みはないだろうか。なかには、「低血圧だから、朝起きられない」と、病気のように考えている人もいるのでは?
ところで、朝起きられないのはなぜなのだろう?

ここが問題!

  • ●夜型社会が急速に普及した
    深夜営業しているコンビニ、レストラン、レンタルビデオ、ゲームセンターなどの普及により、昼夜関係なく活動している。
  • ●深夜テレビ番組の充実
    深夜番組の視聴率は、毎年上昇してきているとか。
  • ●ストレスによる不眠
    低年齢からストレスを感じて生活するようになり、不眠や睡眠障害を起こしている。

人は体内時計を持っている。しかし、このように便利な社会になるとともに昼夜を問わず生活できるようになり、夜型人間が増え、朝が来ても起きられない、つまり体内時計が狂ってしまっているのだ。

あなたの「朝に弱い度」チェック!

あなたはどのくらい朝に弱い?ちょっとチェックしてみよう。
当てはまるものが6個以上ある人は要注意!

朝に弱い度チェック!

  • 毎晩寝るのが不規則である
  • 夜12時前に寝ることはほとんどない
  • 夜遅くに夜食やお菓子を食べることがある
  • 休みの日は昼過ぎまで寝ている
  • 朝食は食べないことが多い
  • 午前中は頭がぼーっとしている
  • 夜9時に布団に入ってもなかなか寝つけない
  • 目覚まし時計なしでは朝起きられない
  • うたた寝をすることがよくある
  • 夜、トイレに起きることがよくある

お年寄りはなぜ早起き?

100歳以上の長寿者に夜型の人はいない。たいていは夜8時ごろに寝て朝4時ごろには起きるという生活をしているという。
人は年を取ると、自然に早寝早起きをするようになる。これは、若いころのように体に無理がきかなくなり、体の各機能も弱まり自律神経が「無理をしてはダメ」と忠告するからだ。自己防衛能力が自然にはたらくようになっている。

がむしゃらに夜中まで働き、無理がきくのは30歳まで。その後は疲れが溜まりやすくなるので、夜型を朝型に切り替えていこう。

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公開日:2001年9月3日