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カルシウムのこと教えて!カルシウムなんでもQ&A

「炭酸飲料が骨を溶かす」のはホント?「カルシウムは摂り過ぎるとよくない」のはホント?など、カルシウムと骨に関する素朴な疑問に回答します。

「炭酸飲料が骨を溶かす」のはホント?

骨の溶け方 骨の溶け方

骨を溶かすのは、骨に取りついた破骨細胞と骨の表面との間にできた空間に破骨細胞が自分でつくった強い塩酸(PH2で胃酸と同じくらい強い)によるものです。炭酸水を飲んでもそれが直接骨にいって溶けるわけではありません。
ただし、カルシウムの摂り方が足りないと副甲状腺ホルモン(カルシウム調節ホルモンのひとつで、骨吸収を促進したり、腎や尿細管からのカルシウム再吸収を促進して血清カルシウム値を上昇させるはたらきがあります)が増えるため、骨が溶けていくことになります。

「カルシウムは摂り過ぎるとよくない」のはホント?

普通の日本人の食生活では、まず摂り過ぎる心配はありません。基本的には、カルシウムを摂り過ぎたら骨に蓄えて骨を強くするため、問題はないのです。事実、日本人では1日500〜600mgのカルシウムを摂っていたらいいほうですが、アメリカでは1日に1,000mg以下の人は10人に1人か2人なのだそう。そうはいっても、サプリメント食品などで過剰に摂取することはよくありません。過剰なカルシウムは尿の排泄が間に合わず、腎臓結石ができたり、動脈硬化や心筋梗塞の原因にもなりかねないからです。

「宇宙旅行をすると骨が弱くなる」のはなぜ?

骨はもともと重力に対抗して体をまっすぐ立たせ、また脳や心臓のような大切な器官を外からの力から守るためにできたものです。骨に重力がかからなくなると、骨は急激にやせ細ってしまいます。一説によると骨に力が加わると電気が通り、これが骨の細胞を刺激して骨芽細胞が骨をつくるのだとか。力が加わらなくなれば、さっそく骨をつくるのを止めてしまうというわけです。
ちなみに、火星にも生き物がいると想像していたころ、火星人はくらげのように骨のない姿の絵で描かれることが多かったのですが、無重力状態では骨もいらないということを知っていたから!?という説があります。

「背が低いのはカルシウムの摂り方が少ないから」というのはホント?

カルシウム摂取と身長の伸びの関係 グラフ:カルシウム摂取と身長の伸びの関係

背の高さを決めるのは遺伝が大きく影響しています。両親が背が低ければ、子供の背も低くなる確率は高くなります。だから、カルシウムを摂ったからといって飛躍的に背が伸びるわけではありませんが、大抵は12〜14歳くらいに骨の端にある軟骨が骨に変わっていく軟骨性化骨というものにより手足の骨が伸びることによって、急激な身長の伸びが起きます。レントゲン写真で手首の骨の端に軟骨の線が残っていれば、まだ伸びる余地があるということです。
普通、15〜17歳くらいで骨の伸びは終わります。だから、その時期までにカルシウムを摂らなければ、本来伸びるはずのところまでも伸びなくなりますので、やはりカルシウムは必要です。もちろん、長いだけで細くて折れやすい骨ができても意味がないので、骨を太く強いものにするためにもカルシウムは必要です。

「普通の食事を摂っていたのではカルシウムが不足する」のはホント?

これは日本の土壌が関係しています。日本は一部を除いて火山島です。火山灰の土地というのは、サラサラしていて水をよく通し、酸性でアルカリ土類金属のカルシウムをあまり含んでいません。この火山灰土壌を通ってくる飲料水ももちろんカルシウムはあまり含まれていないため、カルシウム不足になる原因をつくっています。
さらに、欧米に比べ、日本人は乳製品を摂ることが少ないのも原因のひとつ。もちろん、乳製品以外に海草や小魚、豆腐などからカルシウムを摂ってはいるものの、やはり乳製品にはかなわないのです。

更新日:2000年12月25日