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漢方は、西洋薬とはどう違うの?

漢方の特徴がわかりやすいように、西洋医学と比較してみましょう。

西洋医学は「病名」ありき、漢方は「症状」ありき

西洋医学 東洋医学
病名をつけることを重視し、同じ病名の人には同じ薬を使います。 病名よりも、どんな薬を与えるべき「証」かを判断します。そのため、同じ病名でも人によって薬が異なります。
病気の原因である細菌を殺すことに主眼をおきます。 生体の免疫力を高めることに主眼をおきます。
有効成分が単一です。
切れ味が鋭く、即効性があります。熱や痛みをとる、菌を殺すといった、直接的な治療に向いています。
ただし、一つの薬でいろいろな症状をとるのには不向きです。
いくつもの生薬が組み合わさっています。
一つの薬でいろいろな症状をとることが可能です。
ただし、即効性という点では劣ります。

※証とは…体の表面で観察できるさまざまな特徴や患者の訴えを総合したもので、漢方における投薬や治療の重要な指針となります。

漢方薬は、いわばオーダーメイドの服

このように、漢方の場合、たとえ同じ「胃潰瘍」という病名でも、その病名だけで薬を決めるわけではありません。患者ひとりひとりの体質や病気の状態などを見極めながら、最適な漢方薬を処方する、オーダーメイドの治療といえるでしょう。

漢方はとくにこんな人に向いている

漢方は、どんな病気にも使えないことはないが、人間と同じでやっぱり得意不得意があります。
たとえば、糖尿病や高血圧、あるいは肺炎のような重い細菌感染症などに対しては、西洋医学の薬に勝てるようなものが漢方にはないため、苦手分野といえます。
逆に、次のような場合は、まさに漢方の出番です。

  • ●西洋医学でまだ決め手になる治療法がない病気
    アトピー、ぜんそくなどのアレルギー疾患、リウマチなどの自己免疫性疾患
  • ●高齢や妊娠中などのために、強い薬が使いにくい場合
  • ●病院に行ってもどこも悪くないのに、自覚症状がなかなかとれない場合(漢方では自覚症状を重視します)

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