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最新の医学で解明? 「ツボ・メカニズム」



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ツボはヒーリングパワーの生産工場だ
最近、組織学などを利用して、ツボについて科学的に解明しようという動きが盛んになってきた。
ここでは、そういった研究を通して見えてきた、ツボのメカニズムを紹介しよう。
まずは、2か所ほどツボを押してみて欲しい。下に紹介しているのは、女性に多い「冷え性」に効くというツボ。男性にとっても、夜の活力の源になる重要なツボのひとつである。
三陰交(さんいんこう)
冷え性、月経不順、更年期障害など婦人科系全般に効くツボ。男性のインポテンツ などに効果があるツボとしても知られている。
内くるぶしの上から、指幅3本分ほど上がった骨の後ろのへりにある。
三陰交
湧泉(ゆうせん)
腰・下腹部・足の冷え性や痛みなど血行不良に効くツボ。
足の裏の中央より少し前、5本の指を曲げるとくぼむところで、親指の隣の第2指と第3指の間の、「へ」の字形のくぼみの内側あたり。
湧泉

冷え性とは、血管が収縮して血液の流れが悪くなり、手足の先が冷えること。
この症状にツボが効くということは、つまり、ツボの刺激が、血管を広げて血液の流れをよくしたということになる。これが下のようなメカニズムで起こっていると、最新の医学で解明されつつあるのだ。
ツボを押す

軸索反射
(じくさくはんしゃ)

神経性化学物質の放出

血管が広がり、
血液循環がよくなる

見出し軸索反射とは?
ツボにある枝別れした感覚神経同士に刺激が伝わり、さらに、その神経から枝別れしている神経にも刺激が伝わっていくこと。ただし、この刺激は脊髄や脳までは伝わらない。
見出し神経性化学物質とは?
軸索反射の際に感覚神経から放出される「サブスタンスP」「CGRP」という2種類の化学物質。
「CGRP」には血管を拡張し、血液循環をよくする働きがある。また、「サブスタンスP」は組織間の水分や栄養の移動・交換を円滑にするとともに、病原菌などの侵入者を殺す「抗体」を作る働きのあるリンパ球(白血球の一種)を増加、活性化させる働きがある。

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「ツボ・パワー」の正体は神経性化学物質なのか?
これまでの実験や研究で、ツボのあるところは「電気が通りやすい」「色素に染まりやすい」「他の部分より温度が高い」などの特徴があるといわれてきた。
それに加え、最近の組織学的なアプローチから、「神経や血管が密に集まっている」 「毛細血管のまわりにサブスタンスPの繊維やCGRPの繊維が密接に走行している」と いうこともわかってきた。つまり、ツボの刺激によってサブスタンスPが放出され、リンパ球の数を増やして活性化させ、人の自然治癒能力・防御力を上げていくというメカニズムがほのかに見えてきたのである。

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