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マカフシギ!?東洋医学の謎に迫る!


 これぞ東洋医学のパワー!!

はじめに、次の2ヵ所のツボを試してみてほしい。1つめの百会(ひゃくえ)は眠気をとるツボ。2つめの合谷(ごうこく)は肩こりに効くツボだ。
●百会(ひゃくえ)
頭のてっぺんで左右の耳たぶを結んだ線の中心。ここを、親指をカギ型に曲げた角で頭の芯に響くように押す。仕事中などに急に眠気が襲ってきたときはもちろん、頭がボーっとして冴えないときにもこのツボを押せば頭がスッキリしてくる。
●合谷(ごうこく)
手の甲を上にして指を開き、そのままぐっとそらせ、親指と人差し指の付け根の骨と骨とが接する部分をさぐって、押さえたときに痛みを感じるくぼみが合谷というツボ。ここを反対の手の親指でよくもみほぐす。この合谷は、肩こりだけでなく頭痛、腹痛、下痢、便秘、二日酔いなど、幅広い症状に効く。
どうだろう。スッキリしてきた感じはないだろうか。
人間の体にはこうしたツボが全部で365ヵ所あるといわれている。このツボをうまく刺激することで、たいていの症状は治せると考えられている。この摩訶不思議なツボ・マジック、これこそ東洋医学のパワーなのだ。

"科学の国"ドイツでも、東洋医学は大人気!

東洋医学とは、もともと中国の古代漢民族が病気の治療法として体系立てたもの。これが5世紀に日本に伝わり、その後日本的に改良を重ねられて今日のものになっている。東洋医学という言い方は、近代になって入ってきた西洋医学と区別するためにつけられたもので、漢方医学ともいう。(詳しい歴史について知りたい方は「漢方2000年の歴史を探る」

この東洋医学に対する関心が世界中で急速に広まっている。西洋医学が科学療法であるのに対して東洋医学は自然療法といえるが、科学の国のイメージが強いドイツでさえ、生薬やハーブに対する関心が非常に高まってきており、すでにドイツの医薬品の30%近くが天然薬物に由来するものだという。ドイツ人の90%が、病気になった時は自然療法を選びたいと答えたというアンケート結果もあるらしい。

東洋医学のキホンは「気」!   


東洋医学を理解する上ではずせないのが「気」の概念。そう、「元気」「無邪気」「気が重い」というときの「気」だ。この気とは、私たちの体を流れているエネルギーのことで、生きていくためになくてはならないもの。これが病むと文字通り「病気」ということになる。
ところで、この「気」というエネルギーは、全身に充満しているわけではない。ある決まった道を通って六臓六腑に通じているのだ(この通り道のことを経絡(けいらく)といい、全部で14本ある)。気がこの経絡を正常に流れているうちは健康でいられるが、どこかでとどこおったりすると体調が崩れるというわけだ。
そして、この経絡の要所要所にあって気の流れを調節しているのが「ツボ」である。ツボを刺激して気がうまく流れるようにすれば、その経絡につながる機能が回復する、これがツボ療法の考え方だ。

東洋医学の治療は「自然の生薬」と「ツボ」がポイント!

ではそうした考え方のもと、具体的にはどんな治療を行うのか。その治療法をまとめたのが下の表だ。
湯液療法 漢方薬の煎剤などによる療法。一般に「漢方」というと、これを指すことが多い。
鍼灸療法 ツボを鍼(はり)や灸(きゅう)で刺激して、内臓およびその他の器官を調和させる方法。
あん摩療法 ツボや経絡を、手でもんだり押したりすることで体を調和させる方法。西洋のマッサージ療法と似ているが、ツボや経絡を重視するのが特徴。このあん摩やマッサージの手法を取り入れつつ、日本で発達したツボ圧迫法を、一般に「指圧」という。
気功療法 呼吸法を中心に、ゆったりとした運動法を加え、体内の気を回らすことを目的としたもの。
薬膳療法 食事療法に漢方薬を加えたもの。

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