healthクリックは、病院検索、サプリメント、健康相談など役立つ情報満載の健康ポータルサイトです。

healthクリック サイトマップ healthクリックとは?

線維筋痛症と症状が似ている病気
精神疾患・その他の疾患

「心の病気」で身体が痛い!?

精神疾患は、一般的に「心の病気」というイメージを強くもたれているが、身体の痛みが症状として現れることがあり、その点において線維筋痛症と共通している。今回は、線維筋痛症と症状が似ている、あるいは合併することのあるものの中から、精神科で治療が行われる疾患と、分類するのが難しい疾患を紹介する。いずれも、気になる症状がある場合は早めに主治医に相談しよう。

身体の痛みが現れることがある精神疾患

精神疾患の中には、線維筋痛症と同じように痛みを感じるものがあり、合併していることもある。主な精神疾患として下記が挙げられるが、高齢の線維筋痛症患者であれば、認知症と合併していることもある。その場合は、痛みがあっても訴えない、あるいは他の症状を痛みとして訴えるというようなことがある。

症状が似ている精神疾患

  • ●うつ病
    気分が落ち込む、意欲が低下するといった心理面での症状のほかに、頭や首、肩、背中、腰など、身体のさまざまな部位に痛みが現れる。痛みの重症度よりも、うつ状態となったのは痛みが起きる前なのか、後なのかということが、鑑別診断のポイントとなる。線維筋痛症と合併していることもあり、たとえうつ病の診断基準を満たしていたとしても、その痛みがうつ病によるものだと決めつけることはできない。
  • ●統合失調症
    幻視や幻聴、妄想などの症状が現れる病気。統合失調症の症状として、強い痛みが起きることはほとんどないため、診断基準を満たしている場合は、妄想や体感異常の一部として、痛みを感じている可能性が考えられる。
  • ●心気症、ヒステリー
    どちらの疾患も、身体検査では異常が見つからないにもかかわらず、痛みを感じるようになる。心気症は、病気や死への強い恐怖感から起きることが多い。ヒステリーは、人が見ている前で症状が悪化する、あるいは痛みによって一見得をしているように見える、いわゆる「疾病利得」があるなどの特徴をもつことが多い。

特に類似している「慢性疲労症候群」

線維筋痛症と症状が似ている、あるいは合併していることがある状態には、はっきりと「○○の疾患」と断定しづらいものもある。その中でも特に慢性疲労症候群は、線維筋痛症と同じ機能性身体症候群に分類されるものであり、鑑別が必要な疾患として第一に挙げられる。

症状が似ているその他の疾患

  • ●慢性疲労症候群
    痛みや疲労、倦怠感という線維筋痛症と同じ症状がみられ、合併していることも多いと考えられている。疲労や倦怠感は線維筋痛症より程度が重い反面、激痛はなく、痛みが起こる部位も関節や骨格筋に限られることが多い。そのほかに、微熱やのどの炎症、頚部リンパ節の腫れなどの、線維筋痛症ではあまりみられない症状も現れる。
  • ●脳脊髄液減少症
    脳や脊髄を満たしている脳脊髄液が漏れ出ることにより、頭や首の痛み、倦怠感のほか、めまい、耳鳴り、視覚障害などの症状が現れる。頭部MRIなどの画像検査を行い、その結果から診断される。

みなさんの感想

Loading...

※掲載情報につきまして万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。何卒ご了承ください。
※このページの著作権は当社に帰属するものとします。許可なく転載することを禁じます。