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関節リウマチ闘病記
出産後に発症〜痛みと闘いながらの家事・育児〜
(30代・女性)

田中さん(仮名)  35歳女性・主婦、東京在住(発症年齢 35歳)

初対面では、まったく関節リウマチの患者さんだと感じさせない田中さんだが、昨年8月に第1子を出産し、3ヵ月後から体調不良を感じ始めた。
「関節リウマチという病気のことは知っていましたが、健康だった自分が、この年齢で関節リウマチになるとは思っていませんでした。」とこれまでの経験を話してくれた。
※症状・治療・経過などには個人差があります。
インタビュアー:healthクリック編集部(取材日:2009年8月末)

持病の「腰痛」や「産後」という状況が、受診のタイミングを逃すことに…

―― 始めは、どのような症状が出たのですか?

取材風景

田中さん:
最初は、手の関節、膝、かかと、アキレス腱などに痛みを感じました。
でも、ママ友から「産後は赤ちゃんを抱くなどして、筋肉痛であちこち痛いよ」と聞いていたので、てっきり私も産後の症状なのだろうと思っていたんです。
また、「産休・育休で会社を休み、体がなまっているのでは?」と言われれば、痛みを我慢して運動量を増やすこともありました。

―― すぐに病院へ行きましたか?

田中さん:
すぐには行かず、まずは、もともと腰痛で通っていた整骨院へ行ったり鍼治療を受けたりしました。
しかし、まったく症状の改善がみられず、日を追うごとに痛みは増して、朝目が覚めても起き上がれないほどになったんです。
今年の4月、内科と外科の症状を診てくれる医院を受診して、ようやく関節リウマチであると分かり、医師からは「なぜ最初から病院を受診しなかったんだ!」と怒られました。 現在は、自宅から近く、リウマチ専門医がいる大学病院に通っています。

―― リウマチ専門医に通い始めて、症状は改善しましたか?

田中さん:
抗リウマチ薬を服用し始めたので、だいぶ改善しました。実は、関節リウマチだと分かってからも、母乳で育てたかったので、担当医と相談し、子どもが離乳食となる1歳までは薬を服用していませんでした。 服用し始めたのは、3週間ほど前になります。

―― 抗リウマチ薬の服用によって、症状はどのように変わったのでしょうか?

田中さん:
服薬前は、痛みが天候に大きく左右され、低気圧が近付く天気の悪い日は、本当にひどい状態でした。服の着替え、髪や背中を洗うといった日常の動作ができないんです。 アゴの関節が痛むと、食事をするのも苦痛でした。また、手の痛みで包丁が握れず調理ができない、洗濯バサミがつかめず洋服のシワが伸ばせないなど、家事のひとつひとつがきつかったですね。
抗リウマチ薬を服用し始めるとき、効果が出るまでには2ヵ月くらいかかると説明されていましたが、服薬後の現在は関節の腫れがひき、痛いながらもなんとか手を動かすことができるようになりました。

―― お子さんの世話も大変だったでしょうね。

田中さん:
痛みがあっても子どもは待ってくれません。マッサージや温めるなど、痛みを和らげる対策もあるんですが、そうした対策を行う時間なんてありませんでした。
服薬後は、なんとか子どもの世話もできるようになり、今はだいぶ楽になりました。
2世帯住宅なので、義父母の協力を得ることができたことも、だいぶ助けになったと思います。

この病気になって、初めて「こんなに大変なんだ、こんなこともできないんだ」と知った。

―― 家事や子育てなど、家族の協力は重要ですね。

田中さん:
そうですね。無理をすると関節の炎症が激しくなって、翌日や翌々日に余計に痛みが強くなるんです。家族が病気のことを理解し、大変だろうと協力してくれると、体だけでなく精神的にも楽になります。私自身、関節リウマチになって初めて、「こんなに大変なんだ、こんなこともできなくなるんだ」と知りました。

―― 確かに、精神的な負担も大きいですよね。

田中さん:
私の場合、関節リウマチの初期で関節の変形などもなく、見た目だけでは病気だと気づかれません。痛みは私にしか分かりませんから、それまで行っていた子どもの世話や家事ができないと「サボっている、育児放棄している」と捉えられるかもしれない。そう思うと、ストレスを感じていました。もちろん、見守る家族にとってもストレスだったかもしれません。

―― 経済的な負担もあると聞きますが…

田中さん:
今、薬代だけで月に6千円、検査代も加えると1万円くらいの治療費が毎月かかります。子どもが小さい分、この額は負担が大きいと感じています。なので、次回、受診したときには、公的な制度などを医師に相談しようと思っているところです。

―― 今回は取材にご協力いただき、本当にありがとうございました。最後に、ユーザーへのメッセージをお願いします。

取材風景2

田中さん:
私の場合、産後の症状とリウマチの症状が似ていたために、きちんと受診するまでに時間がかかってしまいました。もっと早く受診していれば、痛みに苦しむ生活がこんなに続くことはなかったと後悔しています。
また、関節の腫れや痛みがひどくなると、オシャレな靴や洋服を身につけたいという気力がなくなったり、友達と会うのが億劫になったりと、楽しみが減っていくことも感じます。この記事を読み、もしかしてと思った方には、なるべく早く病院を受診してほしいと思っています。

最後に、現在は関節リウマチの薬が進歩し、完治はしなくても、それに近い状態になる人もいると聞いています。しかし、もっともっと治療が進歩していくことを願っています。

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