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関節リウマチとの付き合い方

関節リウマチの治療は進歩しているものの、病気とは長いつきあいになる。進行を抑える薬物治療の他に患者さん自身で気をつけることを伺った。

お話を伺った先生:聖路加国際病院 アレルギー・膠原病科 岸本暢将先生

関節リウマチと向き合うためには

―― 関節リウマチを予防することはできるのですか?

岸本先生:
原因がはっきりしていないだけに、今のところ予防策はありません。
そのため、できるだけ早期に適切な診断と治療を受けるようにしなければなりません。
また、症状を悪化させず、それまでと変わらない生活を送り続けるためにも、医師としっかり話し合い、治療の効果があるかどうかを見極めてもらって、必要なときには治療内容を変更してもらうことも大事でしょう。
病院によっては、「リウマチ教育入院」を行って、医師だけでなく、栄養士、薬剤師、理学療法士、作業療法士、メディカルソーシャルワーカーなどが、いろいろな角度からみた患者さんの情報を共有して、その患者さんにあった包括的な治療を提供するところもあります。

―― そのほかに注意することはありますか?

岸本先生:
欧米では、関節リウマチの患者さんは、心臓病になる危険性が高いと言われています。その危険性は、糖尿病を持つ人や自分の年齢より5〜10歳年上の人と同程度だとも言われています。
そのため、関節リウマチの患者さんも糖尿病や高血圧の患者さんと同じように、栄養バランスのよい食事を摂ることが勧められます。
また、全身に炎症があることで、骨密度が減ったり、副腎皮質ホルモン(ステロイド薬)の副作用で骨が弱くなりやすいため、年に1度は骨密度を量るようにしましょう。
骨を丈夫にするために、必要であればカルシウムやビタミンDが処方されます。過剰摂取を避けるためにも、サプリメントや漢方を試したいと思ったときには、相談してほしいですね。

―― 最後に、ユーザーの方へのメッセージをお願いします。

岸本先生:
私は、患者さんに「関節リウマチは、完治まではしないが治る病気だ。」と話しています。 関節リウマチの治療は変わりました。関節の変形が起こり、治りにくく怖い病気だというイメージを捨ててください。
もし、関節リウマチだったとしても、現在では、関節の変形を起こさないよう、進行しないよう、全力で治療しています。また、主婦である、一家の大黒柱であるなど、その患者さんが背負っている「人生を救う」ために総括的に診ていきます。
関節リウマチの危険性があると思ったときには、ぜひ、早期診断・早期治療を受けてください。

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