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医師と考える「失敗しない花粉症の薬の選択」

どのように選ばれている?花粉症の薬

パフォーマンスを下げにくい花粉症の薬を処方してほしくても、医師に要望を伝える勇気がない、どう伝えていいか分からない、という人も多いはず。
そこで今回は、花粉症の薬をどう選択し処方してもらうかについて、あるケースを参考にして専門医と共に考えてみよう。

取材協力/聖路加国際病院 耳鼻咽喉科部長 今井透先生

小学6年生の息子をもつA子さんの場合…

中学受験を控えた小学6年生のA子さんの息子は、熱はないものの、くしゃみや鼻水が止まらないため、耳鼻咽喉科を訪れた。結果、はじめてスギ花粉症だと診断される。

―― 薬の処方に、要望をだしてもいいのでしょうか?

薬の処方に、要望をだしてもいい?

以前服用した薬と同じものを処方してほしい、薬の効果がないので変更してほしいといった要望をする患者さんは、10人中2、3人位います。
花粉症の薬は、心臓などの薬と違い、患者さんからの要望があれば、わりと意見を聞き入れてもらえやすい薬ですし、言ってもらってかまいませんよ。

―― 実際に、パフォーマンスを下げにくい薬を希望される患者さんはいますか?

パフォーマンスを下げにくい薬を希望される患者さんはいる?

今のところ、患者さんから言われたことはありません。それだけ、気づきにくい症状なのです。
ただ、受験を控えたお子さんの集中力が低下すると困りますし、社会人にとっても作業効率を考えると、とても重要なことですよね。
パイロットやバス・電車の運転手など、危険が伴い、ミスのできない職種では、会社ぐるみで注意しているところもあるようです。
皆さんも日頃から、気にかけておくべきだと思います。

―― 学校生活に不都合が起きないか心配ですが…。

学校生活に不都合が起きないか心配

アレルギー疾患用の「学校生活管理指導表」を利用しましょう。これは、花粉症に対してどんな治療を行い、学校ではどんな点に注意して欲しいかを記入することで、学校、保護者、医師間での連携が取れるようにする用紙です。
薬によって集中力や判断力の低下、授業中の居眠りなどが起こるかもしれないので、その際は知らせて欲しいと記載しておくとよいでしょう。
教師の理解も深まりますし、医師が、薬が合っているかどうかを確認するときにも役立ちます。

―― 診察を受けるときのポイントは?

現在は、薬の服用で、花粉症の症状をある程度コントロールできるようになってきました。しかし、薬によってパフォーマンスが下がるようでは、治療に対する患者さんの満足度は下がってしまいます。
2009年版の鼻アレルギー診療ガイドラインには、理想的な抗ヒスタミン薬は、効果や安全性はもちろん、眠気や作業効率の低下がみられないものだと掲載されています。今後、眠気やインペアード・パフォーマンスをきたしにくい抗ヒスタミン薬は、ますます注目されていくでしょう。
パフォーマンスの低下が、花粉症の症状によるものなのか、薬によるものなのかを判断するのは難しいことです。しかし、重要なことですので、日頃から注意しておき、そのような症状がみられたら、きちんと医師に伝え、相談してください。
言葉にして伝えにくい場合は、紙に書いて持参したり、問診表に記入しておくのもよいでしょう。

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