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その足の痛み、しびれ〜合併症のサインかも!?

糖尿病で本当に怖いのは、合併症。なかでも多くの人を悩ませる「糖尿病神経障害」では、年間約3,000人が足を切断していると言われています。初期症状は、手足のしびれや痛み、異常な冷えなどが挙げられます。糖尿病と診断されたら、血糖値のコントロールに注意を払うだけでなく、足の症状や見た目などをこまめにチェックし、早い段階で合併症を発見するようにしましょう。

あっという間にむしばまれる、糖尿病神経障害

グラフ:糖尿病になってからの期間

糖尿病の3大合併症のなかでも、比較的早い段階で現れるとされるのが「糖尿病神経障害」です。
図を見てもわかるように、ほかの合併症よりも早く、糖尿病になってから5年ほどで現れ始めています
かかる頻度も高いというので、糖尿病と診断され、自覚症状がないままに治療を放置していると、あっという間に「糖尿病神経障害」を合併してしまうかもしれません。

糖尿病神経障害のゆく末は…

糖尿病神経障害の初期症状

初期の症状としては、手足のしびれや痛み、異常な冷え、砂利の上を歩いているような感覚が現れると言われています。これらの症状は比較的軽いため、痛み止めなどの市販薬などで治そうとする患者もいますが、それでは適切な治療とはなりません。
しだいに足の感覚がなくなり、火傷や靴ずれができても気がつかないようになります。そして手当てをほどこされなかった傷口が悪化して化膿し、そこから壊疽(えそ)にまで広がって、ひどくなれば足を切断することも…。
これが「糖尿病神経障害」の恐ろしい、本当の姿です。

板倉先生よりワンポイントアドバイス

神経障害の予防は、早め早めに!

手足がしびれるとか、ムズムズするなどの神経系の異常があると気分が悪くなります。すぐ治るだろうと思っていると、いつとはなしに症状が悪化してしまうことになってしまいます。しびれや感覚が鈍くなって不自由を感じるだけでなく、傷口から細菌が入り込んだのに気がつかず、重い感染症にかかってしまうことも。早い段階での予防が大切です。

年間約3,000人が切断の危機に

「日本糖尿病対策推進会議」が2006年10月から2007年12月に全国の医療機関にて受診中の糖尿病患者約20万人を対象に行なった調査(日本における糖尿病患者の足外観異常および糖尿病神経障害の実態に関する報告、2008年3月)によると、糖尿病患者の54%は足に何らかの自覚症状を感じ、58%は足に見た目の異常(赤く腫れている、靴ずれができやすい、など)を感じている、という結果も出ました。この数字からも、いかに糖尿病患者の中で、神経障害を合併している割合が高いかがおわかりいただけるでしょう。
そして「糖尿病神経障害」という合併症のため、年間約3,000人が足を切断していると言われています。これは患者本人にとっても、社会にとっても大きな損失となります。
糖尿病と診断されたら血糖値のコントロールに注意を払うだけでなく、足の症状や見た目などをこまめにチェックし、なるべく早い段階で合併症を発見するようにしましょう。

公開日:2008/08/04更新日:2018/07/02
監修:芝浦スリーワンクリニック 名誉院長 板倉弘重 先生
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