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体に負担の少ない手術で尿もれを軽減

混合性尿失禁のある過活動膀胱に有効な治療法とは?

くしゃみをしたり、重いものを持ったときに起こる腹圧性尿失禁の症状だけでは、過活動膀胱とは言わないが、実はこの腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁を併発する「混合型尿失禁」に含まれる過活動膀胱の人が多い。

切迫性尿失禁は薬物療法が治療の中心となるが、腹圧性尿失禁では、手術によって大幅に症状を改善できることがわかっている。骨盤底筋体操や排尿訓練などの行動療法によっても症状が改善しない場合には、手術を受けることもひとつの選択肢となるだろう。 混合性尿失禁による過活動膀胱によって、つらい毎日を送っている人にとっては、腹圧性尿失禁の症状が改善できるだけで、大幅にQOLが向上する。

体への負担も軽くわずかな入院で症状が大幅に軽減

体への負担も軽くわずかな入院で症状が大幅に軽減

従来、腹圧性尿失禁の手術には、尿道や膀胱をつり上げる方法が取られていたが、この方法では、逆につり上げ過ぎて、尿が出にくくなってしまうなど、高い技術と微妙なさじ加減が要求されるものであった。しかし、現在はつり上げ式の手術に代わってスリング手術と呼ばれる術式が主流となっている。
ゆるんで骨盤を支えきれなくなっている骨盤底筋の代わりにテープで尿道や膀胱を支える術式である。そのなかでもプロリンテープやメッシュテープを使い、尿道の中ほどを支えるTVT(Tension-free Vaginal Tape)手術は、局部麻酔でできる体への刺激が少ない方法として、有効性、安全性の両面から注目されている。欧米ではすでに日帰り手術として行われているTVT手術。日本でも入院期間は2〜3日だが、いずれは日帰り、もしくは1泊程度で済むようになるとみられている。

TVTからさらに進化した手術も登場!欧米ではすでに主流に!?

TVTからさらに進化した手術も登場!欧米ではすでに主流に!?

このように現在主流となっているTVT手術だが、テープが膀胱の近くを通ることから、膀胱を誤って傷つけてしまう可能性がわずかながらあることや、まれに骨盤内の血管や腸管を傷つけてしまい、合併症を引き起こす可能性があることが指摘されている。
そこで現在欧米では、TOT(Trans-Obturator Tape)手術という、有効性はTVT手術と同等で、安全性をさらに高めた術式が主流となっている。その方法は、TVTと比べて大きな違いはないものの、骨盤の閉鎖孔と呼ばれる骨のすき間から坐骨の裏にテープを通すため、膀胱や血管、腸管などへの影響がなく、より安全性が向上した術式であるといえる。

日本でもすでにこの術式を取り入れている施設もあり、今後はTOT手術が中心となるとみられているが、現状ではTVT手術が保険適応なのに対し、TOT手術はまだ保険適応となっていない。

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