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気になる症状、さっそくチェック!手術で治療できる認知症(4)
Q 診療ガイドラインは、私たち患者や家族にとってどう役立つのでしょうか?
A iNPHの診療ガイドラインを作った目的は、治療可能なiNPHの患者さんをひとりでも多く発見することにあります。1,000編の論文の中から、科学的・客観的な根拠に基づいたものをベースに、iNPHの患者さんの発見から診断、治療の流れをフローチャートでわかりやすく説明し、さらに治療後の患者さんのケアについても助言しています。
iNPHは脳外科医や神経外科医だけがわかっていればいいという病気ではありません。地元のかかりつけ医からスタートし、神経内科医、精神科医の支援を得て脳外科施設で治療、術後は脳外科医、神経内科医、歩行困難などのケースに対応するためにリハビリ科医、さらには介護支援団体も巻き込んだ、社会的な支援体制が必要です。そうした状況に、このガイドラインが役立つことと思います。

Q ガイドラインが広く普及すれば、これまで以上にiNPHの患者さんの治療が進みますね。
A まずはこの病気を多くの人に知ってもらうことが大切だと思います。【うまく歩けない+物忘れ=iNPH】というイメージが定着するといいですね。
また、よく質問を受けるのですが、手術で使うシャント機器を体内に埋め込んでも、日常生活においては支障になりません。適切な診断に基づき、80代のご高齢であっても安全に手術も可能です。確実に治療すれば、患者さん本人のADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)の向上につながりますし、介護するご家族の負担を減らすことにもなると思いますよ。


詳しくチェック!こんな症状

「足が上げづらい」「がに股ぎみで、不安定に歩く」「注意力が維持できない」「趣味などをせず、ぼーっとしてしまう」「トイレが近くなった」……これらの症状に心当たりがある人は、特発性正常圧水頭症(iNPH)である可能性も。さらに詳しくチェックしてほしい。



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