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スッキリ疲労? グッタリ疲労? |
誰もが日々感じている、体のしんどさや節々の痛み、心の晴れない様子をまとめて“疲れ”と呼んでいるが、そもそも疲れとは一体なんだろう。
人間の体には本来、「痛み」や「発熱」などのように、重要な警報装置が備わっている。痛みや発熱があると、原因を特定し、薬を用いたり、休養をとったりするなど、なんらかの対策を講じるもの。「疲労」もまた警告のひとつで、疲れによって死や障害が近づきつつあることを自己に知らせているもの。体が発する3つの警告を、しばしば「三大アラーム」と表現している。
「疲労」とひとことでいっても、軽い運動をした後の“スッキリした心地よい疲労”と、仕事などでストレスを抱えた状態で感じる“イヤな感じのグッタリした疲労”があり、両者の疲れ方は全く異なっている。
「スッキリ疲労」は、主に筋肉の疲労。いつもより働きすぎたり、休日のスポーツで頑張ったりした後に感じる疲労で、十分に栄養を摂ったり、お風呂に入ってリラックスしたり、一晩ぐっすり眠ったりすればだいたい回復する。
それに対して「グッタリ疲労」の原因は複合的。OA仕事などで背中や腰、肩の筋肉に不自然に負担をかけることや、職場の人間関係やプレッシャー、家庭でのトラブルなど、精神的に緊張状態を強いられ続けると、それも疲労感として知覚され、グッタリした疲れを招いている。現代人を煩わせているのはこのグッタリ疲労で、改善方法も難しい。「疲労」という警告を無視して対策をとらずにいると、免疫やホルモンなどを正常に維持するシステムのバランスが崩れ、体のだるさ、目のかすみ、内臓の不良といった不定愁訴となって現れる。
疲労を感じたら何よりも早めのケアを。それでも改善されないようなら内科などを受診し、進行させないようにしよう。
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| 参考)「危ない!『慢性疲労』」倉恒弘彦 井上正康 渡辺恭良 著 生活人新書 NHK出版 |
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