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アルコールの健康パワーをおさらいしよう!

アルコール別・体にいい理由

個人の健康状態にもよるものの、「百薬の長」という呼び名のとおり、お酒には健康にとってのメリットがいくつもあるといわれている。
さて、今宵飲むのはどんなお酒?下記の表で健康パワーを再チェックしてみよう。

醸造酒

…微生物によるアルコール発酵でできたお酒

お酒の種類 お役立ち成分 期待される効果
ワイン カテキンやタンニンなどのさまざまなポリフェノール類 抗酸化作用、抗動脈硬化作用、がん細胞増殖の抑制、血中コレステロールの低減など
ビール ビタミンB1・B2、パントテン酸、葉酸など 整腸作用、利尿作用、善玉コレステロールの増加など
日本酒 糖分、アミノ酸、ビタミン類など 毛細血管の拡張、抗がん作用など

蒸留酒

…醸造酒をさらに蒸留器で処理して濃縮したお酒

お酒の種類 お役立ち成分 期待される効果
ウイスキー 熟成中、樽材から溶け出したエラグ酸(ポリフェノールの一種) 胃粘膜の保護、がん細胞増殖の抑制、血中コレステロールの低減、肝機能強化、糖尿病の合併症の予防効果など
焼酎 本格焼酎の香り成分 血栓溶解効果

混成酒

…醸造酒や蒸留酒に、植物の根や果実などの香味を移したり、糖分を加えたもの

お酒の種類 お役立ち成分 期待される効果
リキュール 各種リキュールに含まれる植物の有効成分 例)
梅酒:クエン酸による疲労回復効果
カンパリ:コリアンダーによる整胃効果

Jカーブが示す「ほどほど飲めば長生きできる」

「まったく飲まない人や大量飲酒する人に比べて、適度な飲酒者の死亡率は総じて低い」という、お酒好きにはちょっと嬉しいデータもある。1日に日本酒換算で1〜2合程度の飲酒をする人が、心疾患や事件・事故などの死亡リスクが一番少ないというのだ。ただし、それ以上の量を飲むと、一気に死亡率が跳ね上がってしまうからご用心。
この現象は、グラフに表したときの形から「Jカーブ」と呼ばれている。くれぐれも「百薬の長」という言葉に甘えるべからず。

今なぜ?焼酎ブーム

酒は世につれ、世は酒につれ……。お酒の流行は、世相を映す鏡でもある。
戦後、贅沢品だった飲酒の民主化がすすみ、1960〜70年代には豊かさの象徴としてウイスキーが好まれた。70〜80年代のチューハイブームを経て、バブル期から90年代には高級志向と健康ブームにのって赤ワインの消費量がアップ。その一方で各社がシェアを奪い合う、熾烈な「ビール戦争」も繰り広げられた。
そして21世紀。現在は焼酎人気が続いている。

焼酎には製法により、甲類(高純度に精製)と本格焼酎(アルコール以外の成分が多く含まれ、乙類とも呼ばれる)に分けられる。沖縄の琉球泡盛も、本格焼酎の仲間。
最近は、血栓溶解作用についても注目を集めている焼酎、これまで敬遠していた人も一度試してみては?

1. 後に残らない!

「アルコール成分がエタノールの1種類なので、代謝しやすい(甲類)」、「代謝の邪魔になる成分が含まれていない」「早く酔いを知覚するので、飲む量を自然とセーブする」など各説がある。

2. 血栓溶解作用の研究が進んでいる

本格焼酎の香り成分には、血栓を溶かす作用があるという研究報告がある。

3. 価格がお手ごろ

なかには高価な“幻の焼酎”もあるが、全体的に焼酎は価格がお手ごろ。デフレ時代向きのお酒といえるだろう。

4. 種類が豊富

焼酎の原材料は、麦、芋、米、ソバ、黒糖、ゴマ、栗、ニンジン、カボチャ、わかめ、海苔などなど、およそ50種の素材が認められている。割って飲んだり、何かを足したり、工夫次第でいろいろな味を楽しめる。

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