疾患・特集

関節の痛みを解消したい!

まずは日常生活から改善しよう

関節に負担をかけないためには、日常生活の改善が最も大事。早速始めよう!

体の芯から温まる入浴のポイント

  • 肥満を解消する
  • 軽い運動で筋肉を鍛える
  • 体を冷やさない
  • 入浴で血行をよくする
  • 長時間立ち続けない
  • 正座をしない(イスや洋式トイレを使用)
  • 重い荷物を持たない
  • サポーターを利用(関節の保護&保温)
  • 負担がかからない靴を履く

関節によい成分はコレ!

痛み止めを使わずにいると、しばらくするとまた関節が痛くなってくる…そんな経験を持つ人も多いのでは?これは薬で痛みや炎症を抑えていても、軟骨がすり減っている、という根本的な原因が解決されていないから。
ここで注目したいのが、最近話題のグルコサミンやコンドロイチン、MSM(メチルスルフォニルメタン)など。軟骨の成分でもあるこれらには、軟骨細胞の再生を促す作用があるのだ。

グルコサミン

はたらき:軟骨の原料となる物質を作る。
特徴:アミノ糖の一種。生体内に広く分布しているが、特に軟骨細胞に多い。若いうちは体内でスムーズに作られるが、加齢とともに生成量が減り不足気味に。
サプリメントで摂るなら?:食後ならいつでもOK。

コンドロイチン

はたらき:細胞に水分を補給し、栄養を与えて老廃物を排出する。
特徴:ムコ多糖の一種。骨や軟骨、皮膚など広く生体内にある。加齢とともに生成量が減り不足気味に。また、目の角膜や水晶体の透明感や弾力性の維持のはたらきもある。
サプリメントで摂るなら?:1日分をまとめて飲んでも、分けて飲んでもOK。

MSM(メチルスルフォニルメタン)

はたらき:たんぱく質やコラーゲンの生成に不可欠。
特徴:有機イオウ化合物の一種で、人間を含むほとんどの動植物にとって必須の成分。調理により大部分が失われるので通常の食事だけでは不足しがち。
サプリメントで摂るなら?:朝食後、夕食後と分けて飲むとよい。

家でもできる、簡単体操

これからの季節は、寒くて家に閉じこもりがち。でも、じっとしているだけでは関節は弱る一方だ。家でもできる簡単な体操で、関節痛を予防・解消しよう。

●お風呂の中で、曲げ伸ばし


関節を伸ばすときに
力を入れながらゆっくりと

●イスに座って、足を伸ばす


5秒くらいかけてゆっくり伸ばし
同様にゆっくりおろす

●仰向けに寝て、足を上げる


片足は膝をまげたまま
もう一方の足をゆっくり上げる

●横向きに寝て、足を上げる


股を開けるようにゆっくりと足を上げる
上げない方の足は曲げていてもよい

●太ももで、ボールやまくらをはさむ


関節を伸ばすときに
力を入れながらゆっくりと



このようにすわって
軽く足を曲げながらやってもよい