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どうしよう…のその前に〜尿失禁を知ろう


尿もれという症状〜QOLの向上のために

最近にわかにクローズアップされている「尿失禁」。もちろん、これまでも尿失禁に悩む人はたくさんいたが、医学の世界では"生命を救うための医療"が第一に考えられてきたため、あまり重要視されてこなかったのが実状だ。そのため、十分な処置を受けられずにあきらめながら何十年も過ごしてきた人も多かったことだろう。

しかし、生活の質=QOL(クオリティオブライフ)を確立・維持させるための医学が重要視されるようになった現在、尿失禁というQOLの低下に関わる問題も治療によって解決していくことが必要とされてきている。医療の質も日に日に向上している。適切な治療を受ければ、不快な症状を克服し笑顔で毎日を過ごすことが可能になるのだ。


尿失禁はなぜ女性に多い?

尿のトラブルは女性に多いといわれるが、なぜだろう?これは、女性と男性の体の構造の違いによる要因が大きい。男性の尿道が約25センチもあるのに対し、女性はたったの4センチしかないため、膀胱に圧力が加わると、すぐにおしっこが出やすくなる。
また尿道が短いため、膀胱が細菌などの感染被害を受けやすく、膀胱炎をきっかけに尿失禁を起こすケースも少なくない。加えて、膀胱や尿道を支える筋肉がもともとゆるみやすくできており、妊娠・出産などを通じてさらにこれらの筋肉が弱くなってしまうことも排尿を抑えきれなくなる大きな要因のひとつである。

男性の下部尿路と周辺臓器 女性の下部尿路と周辺臓器


尿失禁にはさまざまな種類がある

切迫性尿失禁
「おしっこをしたい」と思ってもトイレまで間に合わずに、途中でもれてしまうなどが症状。脳や脊髄の障害によるもの、膀胱の不安定性によるもの、膀胱や尿道の炎症が原因になるものなど、さらにタイプは細かく分かれる。腹圧性尿失禁に次いで患者数の多い尿失禁だが症状はより強く、患者の悩みも深刻である。

腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁 尿失禁の中で最も患者数が多く、患者のほとんどは30歳以上の女性。くしゃみやせきをしたとき、急に立ったときや物を持ち上げたときなどに膀胱に圧力が加わり、下着を少しぬらしてしまうなどが典型的な症状。
腹圧性尿失禁が女性に多いのは、膀胱や泌尿器を支える括約筋や骨盤底筋群などの力が弱くなるのが原因。出産に備えこれらの筋肉が男性よりゆるめにつくられているのに加え、妊娠・出産を経てさらに弱り、年齢を重ねるにつれ症状が現れやすくなるのだ。 また、肥満によりお腹についた脂肪が膀胱に圧迫を加えることも見逃せない要因のひとつ。軽度なら骨盤底筋群などを鍛える体操だけで治るが、重度になると、薬物療法、電気刺激療法、コラーゲン注入、切開手術などが行われることもある。

溢流性尿失禁
膀胱が尿でパンパンにふくれあがり、あふれてもれてしまう。膀胱には十分な尿がたまっているのに「おしっこをしたい」という強い尿意がなく、排尿のあとには残尿感を感じてしまうのが特徴。背景には糖尿病や、男性の場合には前立腺肥大症や前立腺がんなどによる排尿障害、女性の場合には子宮がん、直腸がんなどが影響していることがある。

機能性尿失禁
機能性尿失禁膀胱にも泌尿器にも排尿を制御する神経回路にも異常がないのに、尿もれをしてしまう。「尿をしてはいけない」という自覚がなく、トイレ以外の場所でも排尿してしまう老人性痴呆症の人や、日常生活動作に支障がある人などにみられる。

全尿失禁と尿道外尿失禁
膀胱が本来の機能を果たしていないことによって起こる尿失禁。全尿失禁は膀胱が尿をためることができず素通りして尿道に流れてしまうもの。また、尿道外尿失禁は、尿が膀胱→尿道→体外という正規のルートをとらず、直腸や膣などを通って出てしまうもの。

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