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糖分の摂り過ぎが招く「肥満症などの生活習慣病」

疲れたときに甘いものを食べると、みるみる元気がわいてくる。これは、糖分に含まれるブドウ糖が、体を動かすためのエネルギー源となるからだ。それだけではない。ブドウ糖は脳のはたらきにとっても欠かすことのできない成分である。
しかしどんな食品にもいえるように、摂り過ぎは危険!なぜ、危険なのか?それを知るために、まずは糖分がどのように分解されていくかを見ていくことにしよう。
ブドウ糖は体を動かすためにエネルギー源


糖分が肥満につながる理由

余ったブドウ糖は形を変え体内に貯蔵される 例えば、砂糖(ショ糖)はどのようにしてエネルギーになるのだろうか?砂糖は摂取されると、すみやかにブドウ糖と果糖に分解され、血液へと流れ出す。血液中のブドウ糖を体の組織に取り入れるために必要になるのが、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンだ。ブドウ糖はこのインスリンの力を借りて代謝され、最終的には水と二酸化炭素になる。そして代謝されなかった分は、グリコーゲンや中性脂肪となって、体内に貯蔵される

ところでなぜ、余ったブドウ糖は体内に蓄積されるのだろう?これは昔むかし、食物が不足していた時代の名残り。来るべき飢えのため、体はつねに予備のエネルギー源を補充しておくようになったのだ。
しかし、ここに落とし穴ができてしまった。食生活の豊かな現代の日本では、蓄積したエネルギー源の出番はそうそうない。消費されない中性脂肪がたまれば、当然、肥満になる。さらに困ったことに、ブドウ糖の過剰摂取から「肥満のスパイラル現象」にはまってしまうケースが多いのだ。


糖分とインスリンによる肥満のスパイラル!

インスリンはブドウ糖をエネルギーに変えるばかりでなく、中性脂肪を合成したり、中性脂肪の分解を抑制する役目も果たす。糖分が大量に口から入り、ブドウ糖が血液中に送り込まれると、インスリンがどっと増加して、せっせと中性脂肪をつくりだす、というわけだ。

通常であれば、役目を果たし終わったインスリンは徐々に減っていく。代わりに「リポたんぱくリパーゼ」という酵素が中性脂肪を分解し始めるのだが、一度、太ってしまうとそうはいかない。
なぜなら、たくさん中性脂肪のついた脂肪組織は、インスリンと結合してブドウ糖のエネルギー代謝をする「インスリン受容体」でいっぱいになってしまっているからだ。
インスリン受容体が多すぎると、インスリンはうまく機能しなくなってしまう。こうなると血糖値は上がりっぱなし。体はどんどんインスリンを分泌するようになる。おかげでエネルギー代謝は行われないのに、脂肪がいっこうに分解されず、少し食べただけでも太るようになってしまうのだ。


糖尿病などの生活習慣病に発展も

肥満症になると高血圧や高中性脂肪血症、糖尿病など、さまざまな生活習慣病の危険度も高まる。肥満症とは、「肥満になんらかの健康障害を合併している状態」。

ことに、お腹まわりにお肉がついた場合は要警戒!WHO(世界保健機関)の報告によれば、男性で腹部が94センチ、女性なら80センチを超えると、なんらかの疾病にかかっている可能性があるという。

また、日本肥満学会は、「男性で85センチ、女性で90センチ以上だと、内臓脂肪型肥満の可能性あり」としている。肥満度は「BMI」で測定することができる。心配な人はぜひチェックしてみよう!

BMIの算出方法
BMI(肥満度)計算ツール

【コラム】糖尿病週間
厚生労働省が実施した「2002年糖尿病実態調査」によれば日本人の成人6人に1人は、糖尿病の「有病者」か「予備軍」。もはや糖尿病は国民病ともいえる状況にある。病気に対するきちんとした知識を持ち、予防や治療に役立てたいもの。
そこで毎年、11月の第2週に設けられているのが「全国糖尿病週間」。全国各地で、糖尿病教室や講演会が開かれる。この機会にぜひ参加して、糖尿病対策を立てよう!

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