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さまざまなふるえ〜その病態を探る!


「ふるえには病名があった!!〜あなたのふるえはどのタイプ?」で紹介したように、ふるえにはさまざまなタイプがある。それぞれのふるえの特徴をみていこう。

本態性振戦

何かを持ったり、字を書いたりするときに、小刻みにふるえてしまう病気で、40代以上の中高年になるほど発症頻度が高くなる。40歳以上では16人に1人、70歳以上では10人に1人という報告も。
「本態性」には“原因不明”、「振戦」には“ふるえ”という意味があり、ふるえの原因はよくわかっていないが、家族にも同じようなふるえの症状があることもあり、遺伝的な要因が関係しているケースもあると言われている。

ふるえ以外の症状はとくになく進行性の病気ではないため、生命には直接影響しない。しかし、ふるえが気になって人前に出るのが苦痛になり、家にひきこもりがちになってしまう人も多いので、ふるえにより生活に支障をきたす場合には、一度、神経内科を受診してみるとよいだろう。

あなたもふるえをチェックしてみよう!
ふるえはどうして起こるの?治せるの?

<年齢別にみた本態性振戦の発症頻度>
年齢別にみた本態性振戦の発症頻度
患者数は年齢が上がるにつれて増えていく
出典:後藤孝史(神経内科)1989年「熊本県内の某地区の40歳以上の男女(男性507名、女性729名)を対象とした住民健診」より

パーキンソン病
画像:文字を書いているうちに字が小さくなる
脳の神経細胞のひとつであるドーパミンが減少することによって、神経間の情報伝達がうまくいかなくなり、体の動きに変調が起こる病気。脳神経系疾患のなかでも脳卒中、痴呆の次に患者数の多い病気で、日本には10万人以上の患者がいると言われ、50代以降の中高年、高齢者に多い。

じっとしているときの手足のふるえが特徴的で、動作をしているときにはふるえはない。また、筋肉のこわばりによって動作が制限されるため、文字を書いているうちに字が小さくなったり、歩きにくくなる、表情が乏しくなるなどの症状が特徴。症状はしだいに悪化し、ついには寝たきりになることもあるので、早期発見と治療が大切。よい薬もたくさんある。

書痙(しょけい)

字を書こうとすると手指や腕などがこわばり、ふるえてまっすぐに書けなくなるのが「書痙(しょけい)」だ。本態性振戦と間違えられやすいが、文字を書くとき以外にはふるえがないこと、ふるえだけではなく筋肉のこわばりも感じること、また他の部位のふるえがないことが特徴。

以前は、心因的なものとされてきたが、最近では自分の意図していない筋肉に過剰な緊張が起こる「ジストニア」という病気の症状が手に起こっている場合もあると考えられている。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

免疫機能の異常により、体が自分の甲状腺を異物とみなして抗体をつくり、この抗体が甲状腺を刺激するために起こる自己免疫性疾患。男性よりも女性に多く発症する。甲状腺ホルモンがたくさんつくられ、甲状腺が腫れてしまうのが大きな特徴で、甲状腺の異常なはたらきは自律神経のバランスにも影響し、ふるえが起こる。指先の細かいふるえが特徴だが、ひどくなると膝や全身のふるえが目立つようになる。

また、新陳代謝が活発になりすぎて脈拍が速くなり、心臓がドキドキしたり、体温が高くなったり冬でも汗びっしょりになることも。また、疲れやすく、集中力がとぎれる、目つきが鋭くなる、皮膚が黒ずんでくることもある。

アルコール依存症

長年にわたって、多量のアルコールを飲んでいると、気づかないうちに「アルコール依存症」に陥ってしまうことがある。

いったんアルコール依存症になると、アルコールを飲めなくなったときに禁断症状が現れる。軽度の場合はまず手や足のふるえがあるが、アルコールを飲むことでおさまるため、症状を抑えるためにアルコールを手放せなくなってしまう。さらに、ひどくなると全身の筋肉のひきつりや、てんかんのような全身けいれんが起こることもあり、幻覚が現れたり記憶障害が現れることもある。

心配のないふるえとは?

画像:心配のないふるえ 生理的なふるえ:寒さを感じたときや熱が出たときに起こるふるえは、ふるえることによって全身を動かして筋肉を収縮させ、内側から温めようとする体の自然な機能。そのほか、ひどくお腹がすいたときなどにふるえは起こる。

精神的な緊張によるふるえ:人前でスピーチをするときや演奏をするときなどに感じる声や手のふるえは、精神的な緊張によって起こるもので、「ここ一番」というときには誰でも経験したことがあるだろうふるえ。

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