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「健康に役立てる」〜メディカルハーブとしてのアザミ

肝臓にはたらくマリアアザミ〜シマリンに注目

画像:マリアアザミ アザミの中でも、今最も注目されているのが「マリアアザミ」だろう。マリアアザミは、別名オオアザミ、ミルクシスルなどとも呼ばれ、その種子はヨーロッパでは2000年以上も前から肝臓や胆嚢、脾臓、消化管の民間療法として、さらには母乳不足のときにも利用されてきた伝統あるハーブ。このハーブとしてのマリアアザミの効果は、現在、医学的にも実証されつつあり、期待を高めている。

マリアアザミの種子から抽出される有効成分は「シマリン」と呼ばれ、精製されたものは、ドイツで抗肝毒性薬として承認されたのをはじめ、現在ではフランス、イタリア、中国など、世界各地で医薬品として承認する国が増えてきている。

このマリアアザミから抽出されるシマリンには、肝臓を活性酸素による弊害から守るはたらきをはじめ、肝細胞を修復し、活性化させるはたらきもあるとして期待が高まっている。

抗酸化作用

シマリンのはたらきを簡単にいうと、肝細胞を包み込んで保護すること。つまり、肝細胞にバリアを張るのだ。これによって有害な活性酸素を無毒化し、肝細胞が傷つくのを防ぐとされている。このはたらきは動物実験でも実証され、人間の肝臓においても活性酸素の影響を抑えることができるものとして期待されている。

肝臓へのはたらき

シマリンのもうひとつのはたらきとして注目されているのが、肝臓の機能を回復させること。傷ついた肝細胞の修復・再生を促すことで、肝臓のはたらきを改善させていく。つまり肝障害の治療にも役立つのではないかと期待されているのだ。

現在、さまざまな実験が行われ、少しずつ効果が実証されつつある。

アルコール性肝硬変
アルコール肝硬変の患者を対象にしたテストでは、シマリンを飲んだ群と、飲まなかった群では、あきらかにシマリンを飲んだ群において肝機能の向上が見られた。

慢性肝炎・肝硬変
慢性肝炎・肝硬変、それぞれの患者を対象に実験が行われ、シマリンを飲んだ群では肝機能の回復が見られた。

その他、向精神薬によって肝機能に影響が出ている患者に対しても、肝機能の改善が見られたという実験結果がある。

画像:タマゴテングダケ また、異色なところでは、シマリンは、毒きのこの解毒にも効果があるといわれる。ヨーロッパで猛毒として知られるタマゴテングタケは、きのこによる中毒死の90%以上を占めるという怖ろしい存在。
ほんのひと口食べただけで、急激な肝臓障害を引き起こし、激しい中毒症状があらわれるといわれる。しかし、シマリンを飲んでいると、肝細胞がシマリンのバリアで守られているため、中毒が起きることは少ないのだという。
また、毒が入り込んでしまった後でも、肝細胞を正常に回復させることができるとされ、ドイツでは毒きのこの緊急治療にシマリンの静脈注射が使われているとか。

こうしたことから、マリアアザミの種子から抽出されるシマリンは、肝臓を病気から守り、治癒させる両方の側面を併せ持つハーブとして高い期待を寄せられているのだ。
しかし、残念ながら現在のところ医学的には『効果が期待できる』という範囲にとどまっている

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