疾患・特集

発芽玄米の登場で注目されるGABA(ギャバ)

発芽玄米で注目されるGABA(ギャバ)とは、どんな成分なのか、体内でどんなはたらきをしているのでしょうか。ギャバは総睡眠不足ともいわれる現代人にとって欠かせない成分かもしれません。

GABA(ギャバ)とは

発芽玄米の登場とともに脚光を浴びている成分、それが通称GABA(ギャバ)です。正式名称は「ガンマ-アミノ酪酸」。文字通りアミノ酸の一種ですが、たんぱく質を形作っている18種類のアミノ酸とは異なり、特に哺乳動物の脳や脊髄に存在します。

ギャバは体内で主に抑制系の神経伝達物質として脳内の血流を活発にし、酸素供給量を増やしたり、脳細胞の代謝機能を高めるはたらきがあることがわかっています。このため、脳内のギャバが不足するとイライラするのをはじめ、さまざまな体調不良を招き、ひいては大きな病気の引き金となってしまいます。

睡眠中にGABAは生成される
GABAは睡眠中に生成される

通常、ギャバは睡眠中、特に深い眠りに入っているときに生成されるため、睡眠不足はこのギャバ不足にもつながるとされていました。では、睡眠不足の人は、みんながギャバ不足に陥ってしまうのでしょうか?

近年までは食べ物によってギャバを摂取しても、脳内へ到達することはないと言われてきました。
しかしギャバの研究が進み、最近になって、食べ物によって摂ったギャバも脳へ届くことがようやくわかってきたのです。つまり、不足するギャバは食べ物から摂ればよいというわけです。

発芽玄米のGABA量は白米の約10倍、玄米の約3倍!

ギャバを効率よく摂取できるのが発芽玄米です。ギャバの量は、白米にはわずかに1mg、胚芽米で2.5mg、玄米でも3mgなのに対し、発芽玄米は10mgと圧倒的に優れています。しかも発芽玄米なら、毎日の食事で意識しなくても摂れるので便利です。

王様

公開日:2003年9月29日