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healthクリック「認知症に関するアンケート」結果より

2009年7月に厚生労働省が発表した日本人の平均寿命。女性は86.05歳、男性は79.29歳と過去最高となった。長生きになった一方で、その分、何かの病気にかかる高齢者が増加しているのも事実。中でも認知症は、自分だけでなく家族にとっても毎日の生活に大きな影響を及ぼすもの。不安ばかりが先立ってしまいがちだが、実際、みんなは「認知症」をどのように考えているのだろう?

今回は「認知症に正しい理解を」の第2弾として、2003/5/12〜25にhealthクリックで行った「認知症に関するアンケート」結果(一部抜粋)を紹介。みんなで一緒に認知症と向き合っていこう!

<<アンケートについて>>
実施期間 2003年5月12日〜5月25日
回答数 2,038
性別 男性40%、女性58%、不明2%
年代 10代3%、20代19%、30代37%、40代26%、50代9%、60代以上5%、不明1%

「認知症に関するアンケート」には、多くの方々にご回答をいただきました。ご協力いただきました皆様には、心より御礼申し上げます。
healthクリック スタッフ一同

見出しQ1 あなたは「認知症」に対する不安がありますか?

Q1:アンケート結果 認知症に対する不安が「すごくある」または「ある」と答えた方が全体のおよそ60%。回答者の意見をみると、実際に自分の親や祖父母などの肉親に認知症の方がいる人は「認知症が遺伝するなら自分も?」「介護する家族は大変」など、具体的なことを心配しているようだ。また実体験はないという人たちからも「他人事ではない」「高齢化社会の今、誰にでも起こりうること」といった意見が多く寄せられた。

その一方で、残りの40%は「不安はない・あまりない」と答えている。「まだ認知症になる年代ではないから」「実感がない」「身近でない」「考えないようにしている」という意見も少なくなかった。回答者の大半が30代〜40代であることを考えると、「認知症は直接的、間接的に自分自身のことでもある」とは考えられないのも無理もないことかもしれない。

見出しQ2 あなたはご家族や身近な方が「認知症」になられたら、まずどうされると思いますか?

かかりつけの医院で受診 609人
専門の病院で受診 1,081人
【内訳】地域の精神科 98人
地域の神経内科 115人
地域の脳神経外科 148人
総合病院の精神科 111人
総合病院の神経内科 170人
総合病院の脳神経外科 296人
大学病院の精神科 25人
大学病院の神経内科 34人
大学病院の脳神経外科 84人
受診せずに、家族で在宅看護する 41人
受診せずに、老人介護施設などを利用する 23人
分からない 239人
無回答 45人
2,038人

最も多かったのは「かかりつけの医院で受診(30%)」、次いで「総合病院の脳神経外科で受診(15%)」、さらに「総合病院の神経内科で受診(8%)」と続いている。しかしよく見ると、受診する科は何であれ「総合病院や大学病院で受診」と答えた人の合計が35%(720人)にのぼることがわかる。

病気の始まりを見逃さず、できるだけ早く病院を受診することは、他の病気同様、認知症でも重要なこと。「特発性正常圧水頭症」などの治療可能な認知症もあるだけに、「受診せずに家庭などで対処する」のではなく、必ず医療機関を訪れたい。しかしながら、いざというとき、どんな病院のどの科を受診すればよいのかとなると、判断が難しいのも現実だ。

見出しQ3 あなたは「手術により治る可能性のある認知症」をご存知ですか?

Q3:アンケート結果 「前から知っていた」という人はわずかに10%、半数が「今回初めて知った」、37%が「知らない」と答えている。healthクリックや今回のアンケートを通じて、多くの人が「手術で治る認知症がある」ことを知ってくれたことは、とてもうれしいことだ。

認知症の原因となる病気のうち、手術で治る可能性があるものは決して多くはない。しかしその可能性が多少なりともある以上、認知症かなと思ってもそのまま放置したり、「少し様子を見よう」と受診を長引かせては、みすみす治療や改善の機会を逃す結果になってしまうかもしれない。

回答者の意見にもあったように、認知症は「いずれ直面する可能性がある身近な問題」だ。何も知らないままでただ漫然と不安に過ごすよりも、認知症について情報を集め、理解を深めることで、心身の準備をしておいた方がよいのではないだろうか?

見出しアンケート結果まとめ

アンケートに寄せられた意見はさまざま。最も多かったのは「自分や家族が認知症になる可能性も捨てられない」「家族も自分も認知症になりたくない」「介護や経済的な負担、生活がどうなるか心配でならない」といった漠然としたものだった。

さらに、「認知症は予防できるか」「何をしたら認知症にならないで済むか」といった質問も多く、「“手を使う”“趣味を持つ”“魚を食べる”などの対策は認知症の予防に有効?」といった具体的な対策にも関心が高かった。また、「物忘れと認知症は違う?」「認知症の初期症状とは?」といった質問も。「認知症の始まりだったとしても、家族が病気と気づかず、結果として対応が遅れるようなことがあったら困る」というのは、私たちにとって現実的な問題だ。

「認知症になったら生きている意味がない」「延命拒否や尊厳死、安楽死などについて考えさせられる」などの意見もあり、認知症が“人の尊厳”という難しい問題に直面しなければならない病気であることを再認識させられる。これに似た意見として「認知症は、家族のあり方を考えさせられる病気である」というものもあった。高齢化が進む現在、「認知症」は、家族だけではなく、「社会のあり方」をも考えさせられる病気と言えるだろう。

「認知症」という言葉自体の知名度は、今やかなり高いものになったが、認知症を起こす病気や症状、予防や治療のこととなると、案外知らないことも多いもの。これを機に、認知症について正しい知識を身につけておこう!

アンケートに寄せられた疑問・質問を専門医にインタビュー:「どうすればいいの?認知症Q&A

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