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葉酸は、妊娠中の女性にはとくに大切!

赤ちゃんがお腹に宿った時、母親はなんとも言えないウレシイ気持ちになります。そして、健康な我が子が10ヵ月後に産まれてくることを願うはず。そのために、『葉酸』が必要なのです。特に、妊娠初期に葉酸が不足すると、妊娠中に流産や死産、妊娠中毒症などの疾患が起こるかもしれません。

妊婦に「葉酸」は欠かせない!

健康な赤ちゃんが生まれてくることを願わない親はいない。誰もが妊娠したことを知った時から、10ヵ月後に生まれてくる健康な我が子を抱くことを待ち望んでいる。しかし現実には不幸にも障害を持って生まれてきてしまう赤ちゃんもいる。
特に胎児の細胞の発達が目覚しい妊娠初期の過ごし方がとても大切なのだが、この時期に神経管閉鎖障害の発症リスクを低減するために大切な役割を担っているのが「葉酸」なのである。DNAを構成している核酸やたんぱく質の合成を促進する、というはたらきを持つ葉酸を、最も細胞が成長する妊娠初期(妊娠12週まで)に十分摂取する必要があるのだ。

妊娠前の女性も必要

もちろん、妊娠初期の女性だけに必要、というワケではない。たいてい、女性が妊娠に気がつくのは、妊娠2〜3ヵ月のころ。「ひょっとして妊娠したの?」って気がつく頃には12週くらいになっていることもあるかもしれない。
そう考えると、妊娠する予定のある女性なら妊娠前からきちんと葉酸を摂取したほうがよい。妊娠する可能性のある女性は、妊娠する1ヵ月前から妊娠12週まで葉酸を1日400μg摂取すれば、神経管閉鎖障害児の出生リスクを70%軽減することができるとも言われているのだ。

妊婦に必要なのはどのくらい?

妊婦に必要な葉酸摂取量は、1日400μg(=0.4mg)。成人の約2倍必要である。
厚生労働省は2001年11月に母子健康手帳に「葉酸の必要性」を記述し、2002年4月以降に渡される母子健康手帳には、これらのことが記載されるようになった。

また、授乳期の女性は280μg必要だと言われている。

海外の葉酸情報

なにかとサプリメント好きなアメリカでは、日本よりもっと早い時期から「妊婦の葉酸必要性」が提唱されてきた。1992年に、「妊娠する可能性のある女性は、葉酸を1日400μg摂取しよう!」という勧告文が発表され、それ以来欧米諸国では先天異常児の発症リスク低減に努力してきている。アメリカでは葉酸入りのシリアルやパスタなどが登場しているそうだ。

日本では、2000年12月にようやく厚生労働省から1日400μgの摂取が望ましいとの報道がなされたが、まだまだ「妊婦には葉酸が必要!」ということが浸透していないようだ。
妊娠中、あるいは妊娠する可能性のある女性はもちろん、それ以外の人たちももっと認識を高めなければ!

更新日:2002年6月3日