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胃の中に住むピロリ菌が潰瘍の原因!?

見出し胃炎の原因は「ストレス」じゃないかも?

ピロリ菌感染者のグラフ 少し前までの医学書には、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの一因はストレスにもあると書かれていた。つまり、はっきりとした原因がわからない場合、ストレスを解消することが治療法とも思われていたほど。
ところが、「ヘリコバクター・ピロリ(以下、ピロリ菌)」の発見により、その見解は大きく変わったのだ!

これまで、強酸の胃の中に生息できる細菌はいない、と思われていたが、実は住むことができる細菌があることが最近発見された。それが、「ピロリ菌」なのである。このピロリ菌は胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍と密接な関係があり、特に日本人は40代以上の7割、30代の4割以上が感染しているとも言われている。

<ピロリ菌って?>
胃の中はものすごい強酸性である。そんな中でも生息できるように、ピロリ菌はまわりをアルカリ性にして、酸を中和して生き続けている細菌なのである。もちろん、他のほとんどの細菌は胃酸によって死滅してしまう。
このピロリ菌が出す毒素によって、胃の粘膜が刺激され、炎症を起こして潰瘍をつくると言われているのだ。
ピロリ菌のイラスト

見出しそもそも胃炎って?

胃が痛いストレスやお酒の飲み過ぎ、刺激物の食べ過ぎなどで胃が痛いのは、急性胃炎。これは、数日で治る。でも、慢性胃炎はとくにそういった原因がなくても、長年に渡って症状が進行し、持病のようになってしまうもの。
その場合は、ピロリ菌が原因になっていることが多い
ピロリ菌が慢性胃炎を起こすと粘膜が弱くなり胃潰瘍や十二指腸潰瘍を起こしやすくなる。これがさらに進行すると、胃がんになる恐れがあるからあなどれない。

<現在の治療法は?>
これまで、慢性胃炎の治療は制酸剤や消化剤などを使った対症療法が主だった。しかし、ピロリ菌が発見されてからは、そのピロリ菌を除去する治療が行われるようになったのだ。
まず、ピロリ菌が胃にいるのかどうかを調べ、陽性反応ならばピロリ菌に殺菌作用のある抗生物質を飲むことで慢性胃炎の原因を絶つ方法が主流になっている。

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