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こんな弊害がある!肥満症
見出し2型糖尿病には肥満が大きく関与

1997年に行われた「糖尿病実態調査」によると、日本人の約690万人が「糖尿病が強く疑われる」のだそう。患者数は、最近20年間で約2倍になっており、更に年々増加している。これには食生活の変化や肥満が大きく関連している。

同調査によると、現在の肥満度と糖尿病の関係は、男性は肥満度が0〜+10%の場合、糖尿病の疑いがある人は17%に対し、+40%以上になると37%、と倍以上になる。女性は肥満度が0〜+10%の場合、14.2%であるのに対し、+40%以上になると46.4%。やはり、肥満は2型糖尿病を招く大きな原因のひとつである。

その背景には戦後の日本人の食生活の欧米化による脂質摂取の増加があるといわれている。
事実、日本人が摂取する動物性脂質は、昭和35年ごろから急激に増えてきている。
かといって、トータルのエネルギー摂取量は昭和21年ごろからほとんど変わっていない。つまり、日本人においては、どうやら脂肪のとり過ぎが、増加する糖尿病や生活習慣病の大きな要因になっていることが最近指摘されている。
このような食事内容の変化が2型糖尿病患者を増やす一因となっているのである。
糖尿病患者の受療率の推移
「厚生省患者調査から見た糖尿病患者の受療率の推移」グラフ
参考資料:116回 日本医学会シンポジウム
栄養素等摂取量の推移
(昭和21年=100とした場合)

「栄養素等摂取量の推移」グラフ
参考資料:平成11年 国民栄養調査結果

 アメリカ人よりやせていても要注意! ●
日本人とアメリカ人のBMIを比較してみた。BMIが30以上の人はどのくらいいるのだろうか。

日本人とアメリカ人のBMI≧30頻度の比較 》
日本人の場合/男性1.7%、女性2.4%
アメリカ人の場合/26%
…はるかにアメリカ人のほうが、日本人よりBMI≧30の人が多いよう。しかし、肥満症はあくまでもBMIだけで判断できない。日本人は、BMI値がそれほど高くなくても欧米人に比較して糖尿病になりやすいことが判明しており、糖尿病患者が増加の一途をたどっている。よって、内臓脂肪などをチェックし、「肥満症」かどうか、つまり、糖尿病などの健康障害を合併していないかどうかを注意する必要があると言える。

見出し数字で見る肥満

■日本の肥満の推定人数はどのくらい?
平成10年の国民栄養調査によると日本の肥満(BMI≧25)人口(15歳以上)は、統計で2,300万人。男性1,300万人、女性1,000万人と推定されている。
女性の20代・30代を除き、男女とも各年代のBMIの平均は年々増加しており、これに伴う糖尿病、高脂血症、高血圧などの増加とともに大きな問題となっている。

■肥満が原因でおこると考えられる疾患にかかる医療費はどのくらい?
平成8年度の国民医療費は 約28兆5,000億円。そのうち、肥満に関連するものは、
糖尿病 約9,600億円、高血圧 約1兆8,000億円、脳血管障害 約1兆9,000億円、心血管疾患 約8,000億円とみつもられている。
さらに、諸外国の医療事情と比較して概算すると、日本では肥満をなくすことで約1兆3,500億円の費用を節約できると報告されている。
(高脂血症 約470億円、糖尿病 約1,880億円、高血圧 約5,000億円、心血管疾患 約1,380億円、脳血管疾患 約4,700億円の医療費削減)
(出典:「肥満研究」Vol.5(2)=14,1999 徳永勝人)

■アメリカではどうだろう?
2001年12月のアメリカ政府の発表によると、アメリカでは、肥満が関与した疾患で年間約30万人が死亡し、そして2000年に肥満を基盤にして発生した関連疾患などに使われた直接・間接費用は1,170億ドル(15兆2,000億円/130円/$換算)だったという。(出典:プレスリリース(Dec.13,2001) U.S. Department of Health & Human Services)
だから早期に肥満を解消したり、また「肥満症」を治療する必要があるのだ。

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