子供が風邪を引いたときに処方されるお薬の種類4タイブ。効き目は同じでも飲みやすさには違いがある。飲ませ方や特徴をご紹介しよう。
子供が風邪をひいたとき病院で処方される薬は、効き目が同じでも飲みやすさを考えて、主に以下の4種類にタイプ分けされている。子供がどうしても薬を嫌がるときは、ほかのタイプにできないか相談してみよう。
飲みやすくするために甘味や香料を加えた液体状の薬。細菌を殺す抗生剤と、風邪の症状を抑える薬などがブレンドしてあることが多い。
基本的な飲ませ方:
よく振って、哺乳瓶やスプーン、スポイトなどで飲ませる。最近はシロップを上手く飲ませるグッズもあるので、薬局やベビー用品店でチェックしてみて。
保存方法:
冷蔵庫に入れ、処方された期間が過ぎたときに余っていたら捨てる。
体内に吸収されやすく、保存性もよい。抗生剤と解熱剤というように別々に出される場合と、複数の種類の薬を一袋にブレンドして出される場合とがある。
基本的な飲ませ方:
粉のまま口に入れるのを嫌がる小さい子の場合、粉薬に1、2滴の水を加えてよく練り、味を感じにくい頬の内側か上あごに塗りつける方法があるが、親たちの間では難しいと不評。最近は、アイスクリームなどに混ぜ込む方法が主流のよう。
保存方法:
日が当たらず、湿気の少ない場所に保管。
保存性がよく、コンパクトなので大人に処方されることが多い。子供の場合は間違って気管に入ってしまうことがあるので、小学生くらいになってから処方されることが多い。
基本的な飲ませ方:
まず、錠剤を口に入れて飲み込ませ、その後で水を飲ませる。飲んだ後、口の中やのどの奥に残っていないかチェック。最初のうちはなかなか飲み込めず、なめているうちに苦くなって失敗!ということも。
保存方法:
日が当たらず、湿気の少ない場所に保管。
肛門から入れ、直接粘膜から吸収される薬。飲み薬が苦手な子や、吐き気や熱で薬が飲めないときに処方されることが多い。
基本的な飲ませ方:
座薬に水をつけてすべりをよくし、おむつ替えの要領で足を上げさせて肛門にあて、一気に押し込む。
保存方法:
冷蔵庫に保管。
病院の薬の処方箋には、「食前」「食後」など飲む時間が指定されている。この時間の目安はどのくらい?
薬を1回飲み忘れたからといって、一度に2回分飲むのは絶対ダメ。指定のタイミングで薬を飲ませ忘れたり、子供が飲んでくれなかった場合、次の薬との間が下表くらい空けられれば、気づいた時点で薬を飲ませるようにしよう。次の薬の時間がせまってるようなら、その時間もあとにずらそう。