鼻水やせきだけの軽い風邪。どんなときに病院に連れて行けばいいのかその境界線を探ってみよう!
子供が風邪をひいたとき、熱が出れば迷わず病院に行くけれど、鼻水やせきだけのときはどうする?どんなときに病院に連れていけばいいのか境界線を探ってみた。
症状 | 境界線はここ! |
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鼻水やくしゃみ、せきがときどき出るけれど後は元気 | 2日程度は市販薬で様子をみて、それ以上続くようなら病院へ。 |
風邪をひいた後、せきがなかなか治らない | せきだけのときは、しばらく家で様子をみてもいいが、「ケーンケーンと犬の遠吠えのようなせきがひどい」「せきがひどくて呼吸が速くなる」「呼吸するたびに鼻がピクピクする、ろっ骨とろっ骨の間がへこむ」ようなら、夜間や休日でも病院へ。放っておくと突然呼吸困難になることも。 |
せき込んだと同時に嘔吐した | しばらく様子をみて、その後せきもひどくなく嘔吐もない、機嫌よく遊んでいるようなら特に心配ない。その後も嘔吐が続くようなら病院へ。 |
下痢をしている | 2~3回軟らかい便が出て、後は特に下痢の症状がなく機嫌もよいようなら、もう少し家で様子をみてもよいが、「お腹を痛がる」「水のような便が何回も出る」ときはすぐに病院へ。 |
家で様子を見るときは「ホームカルテ」を作って、病気の症状の変化をノートにつけておくことをおすすめする。症状が重くなって病院へ連れて行ったとき、医師に説明しやすくなる。
家でのケアのコツで大切なのは水分補給。鼻水やせきだけでも、水分をとることによって粘膜の乾燥を 防ぐことができる。また、鼻がつまりやすくなるので、鼻水をこまめに吸い取ってやるようにしよう。
いざ病院に行って、医師の診察を受けるとき役に立つのが「ホームカルテ」。次の3ポイントを簡単に説明しよう。
また、薬の分量の決め手は「子どもの体重」。あらかじめ測っておくといい。薬に好き嫌いがあり、シロップや粉薬など希望があるようなら、それも忘れず相談しよう。
診察を受けたときに聞いておきたいことのNo.1は「看病のポイント」。お風呂や食事、通園や通学をしてもいいのかを確認しよう。
薬の飲ませ方も聞いておきたいポイントのひとつ。少ししか食べなくても飲ませていいのか、ほかの食品と混ぜてもよいかなど。病院と調剤薬局が別の場合は、薬剤師さんに聞いてもよい。