疾患・特集

やっぱり基本は掃除

花粉の飛散が多い時期はもちろん、普段も家の中から、掃除で花粉、ホコリ、ダニを追放したい。同じ「掃除」でも、ちょっとの工夫で大きな差が出る。眼に見えない花粉だからこそ、「知恵」を使ってたくさん追い出そう!

なぜ掃除が大切なの?

特に花粉の飛散時期には花粉症の人も、そうでない人も1日1回必ず「掃除」を! さらに深刻な人の場合、本当は窓や扉を開ける度に心掛けたいのだが、その理由とは…?

●「花粉に接触しない」ため

部屋を閉めきっていても入ってくるのが花粉。 これを除去するためにも、飛散量が多い時期はできれば毎日掃除したい。

●ダニに要注意!

ダニの死骸やフンは、あらゆるアレルギーの「下地」になりやすい。特に花粉症で粘膜がデリケートになっている時期は、花粉でなくても刺激となってしまうので注意して除去したい。

掃除で花粉を追い出す!ちょっとの違いで大きな差

同じ「掃除」でも、ちょっとの工夫で大きな差が出る。
眼に見えない花粉だからこそ、「知恵」を使ってたくさん追い出そう!

●掃除は朝のうちに

花粉が多く飛ぶのは主に午前9時~午後3時。その時間を避けて掃除したい。特に朝、まだ人が動いていないときには、ホコリも花粉も舞い上がっておらず、床に落ちているので効率的!

●排気は窓の外へ!

掃除機を使うときには、ホースをつけ足して長くし、本体は外に出しながら使う

●もちろん風の強い日は、掃除の際も窓を開けない。

最近は、排気循環型の掃除機や、フィルターの細かいものも売られているので、そうしたものを選ぶのも手だ。

●空気を湿らせてから

乾燥していると、ホコリも花粉も舞い上がりやすい。加湿器などで湿度を上げてからの方がより効果的。もっと望ましい濡れ雑巾やモップという方法もある。

●空気清浄器も!

掃除をしてもフワフワ空気中に漂っている見えない花粉は、空気清浄器などで!もちろん、フィルターをこまめに掃除。

ほかにも、こんな工夫で家から花粉を追い出そう!

●床をフローリングに

じゅうたんやタタミは、知らない間に花粉もホコリもダニもたまりやすい。できれば取り除き、フローリングにすると、より良い

●布団や洗濯物は、飛散時には外に干さない

花粉が多く飛ぶのは午前9時~午後3時、この時間は、ガマンして、室内で乾かすか、乾燥機などを使おう。

●布団に掃除機を!

布団を干した後、できればアトピー用のローラーなどをつけた掃除機をかけると、とても効果的!

●布団や家具を選ぼう!

毛足が長い寝具やソファーなどの家具は、フワフワして気持ちよさそうだが、花粉やホコリ、ダニがたまりやすい。ツルツルした手触りのものに変えよう。

●アレルギーには「シンプルな生活」

植物や置き物、ぬいぐるみなどが飾ってある部屋は、アットホームな感じで素敵だが、どうしても花粉、ホコリ、ダニの居場所が多いということ。和風や超モダンの、究極のシンプル・ライフを目指そう!