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あなたの体はサビてない?

生命を維持するために酸素を利用する以上、体内で活性酸素が発生するのを止めることはできません。実は、活性酸素は、体内に侵入する細菌を撃退する「免疫システム」で重要な役割を果たしています。

体内で自然に発生する活性酸素

生命を維持するために酸素を利用する以上、体内で活性酸素が発生するのを止めることはできません。酸素を活用する過程で、自然に活性酸素ができてしまうからです。
例えば体内でエネルギー(ATP)を作る際、酸素の役割のひとつは余った水素(H)の受け取り役です。最終的に水(H2O)となり、体外に排出されます。
その時の状況によっては、次のように、一度、活性酸素になった後、ようやく水ができることもあります。

体内で自然に発生する活性酸素

体を守るはたらきもする活性酸素

活性酸素は、体内に侵入する細菌を撃退する「免疫システム」で重要な役割を果たしています。白血球やマクロファージが細菌を攻撃する際の武器となるのです。ところが、活性酸素は機関銃と同じです。犯人だけを狙うつもりだったのに、周りまで傷つけてしまうこともあるのです。

体を守るはたらきもする活性酸素