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今じゃないと遅すぎるのにはワケがある


「老後の心配は50歳くらいになってからすればいい、30代の今、先のことなんて考えられない」 と思っている方も多いのではないだろうか。しかし、何十年も続けてきた生活スタイルを変えるのは トシをとればとるほど難しい。高齢になった分、精神も老化していくからだ。

見出し トシとともに低下する『気力』


高脂血、高血圧、糖尿病が早期老化を促進する中年期にさしかかり運動不足を自認している人が、「運動をしないと健康に悪いから・・・」 という気持ちで始める場合、運動への意欲(欲求)ではなく、気力(意思の力)がはたらいているのである。 しかし、運動する習慣がつけば、意欲も戻ってくる。たまに休むと何となくスッキリしない、「運動したい」と思うのがそれである。

ところで、気力もトシと共に低下していく。特に多いのは、老化の自覚症状が増えていくにつれて気力が低下し、前向きな考え方ができなくなるケース。高齢者はうつ感情に陥いりやすいと言われるが、こういった精神的な老化もその一因ではないかと言われている。

従って、「検査の結果が悪くなったら運動すればいい」とか「50歳になったら少しずつ運動を始めよう」と、問題を先送りにするのはお薦めできない。いざというときには運動する気力もなく、悲観的になる一方なんてこともありうるからだ。

よく言われることだが、適度な運動は身体の老化を防ぐだけでなく、ストレスを解消して精神の疲れをいやす効果もある。精神の老化を防ぐためにも、まだ気力が残っている今のうちから適度な運動をする習慣をつけることが大切だ。


見出し 知っておくと役に立つ『ココロの老化』の傾向


精神(ココロ)の老化について、心理学的なアプローチはなされているものの、現在にいたっても 科学的に解明されているものは少ない。しかし、傾向を知っておけば、トシをとるにつれて少しずつ変化していく自分のココロをコントロールしやすくなる。ここでは簡単に、ココロの老化についてまとめてみた。

もちろん老化といってもマイナス面だけではない。例えば若いうちは短気だったのがトシをとって丸くなったなど、ココロの老化がその人にとってはプラスにはたらくことも多いのだ。また、精神は個人差の大きいもの。下であげた各要素そのものが個人個人でバラバラだし、さらにこれらが複雑に絡みあっている。従って誰のココロでも、表のように分類できるというわけではない。

ここで紹介するのはあくまでも参考。自分のココロと向き合うひとつのきっかけだと考えて欲しい。老化のプラス効果を活かし、マイナスを抑制することができるように意識しながらトシをとっていくことが大切なのだ。

知力(記憶力、知能)

精神の中で最も老化によって衰えやすいのは記憶力だ。特に、新しいことを覚える習慣がない人は、記憶力の衰えが早くなる。忘れてもいいから覚えようとすることは、注意を集中させるなどのトレーニングになり、記憶力の老化を防ぐことができる。また、睡眠不足、アルコールの多飲なども記憶力を衰えさせる一因になるようだ。

眼や耳などから得た情報をもとに考える力(知能)については、周りへの興味や感心が旺盛で、積極的に知的情報を得ている人ほど衰えが現われにくいという調査報告がある。また、知能の衰えがひどい人は、身体も不健康であることが多いとも言われている。

性格
幼児期から培われた性格も、トシをとるにつれて少しずつ変化する。しかし、人によって変化の仕方が異なる。例えば、欠点が修正される方向に変わるケース(短気→気が長くなるなど)、ますます目立つようになるケースなど両極端である。
感情

快・不快の感情や情熱、喜びや悲しみなどの情動は、どれもトシとともに弱まっていく。 しかし、その一方で忍耐力も弱くなるため、快・不快の感情などについては、外見的に強くなったと見られることもある。特に痛みや食に関する部分でこの点が目立つようだ。

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