炭を活用するなら、まずは食事から。「水」「ごはん」をおいしく健康によいものに変える炭の使い方をご紹介します。
炭の下ごしらえ
まず注目したいのは、なんといっても炭の「食事」への活用です。よく聞く「水」「ごはん」から、ちょっと驚く使い方までご紹介します。
まずは、食べ物・飲み物に使うための炭の下ごしらえからです。
- 白炭(備長炭)か竹炭を、たわしなどで流水にさらしながらよく洗います。
注・決して洗剤などは使わないようにしましょう。
- 鍋などに、水と一緒に入れて火にかけます。沸騰したら弱火で10分加熱します。
- ザルなどに取り出して冷やします。これで使用できる炭となります。
- その後、週に1度は取り出して、水洗いしてから天日乾燥させると長持ちします。
炭でミネラルウォーターを作ろう
水を変える「炭」のパワー
- ●浄化効果
塩素、カルキ、トリハロメタンを吸着、浄化します。
- ●脱臭効果
カルキ臭を取り除きます。
- ●ミネラル効果
ミネラル分が溶けこみ、ミネラルウォーターになります。
- ●マイナスイオン効果
マイナスイオンを含んだまろやかな水になります。
人間の体の約60~70%は、水でできています。だから、水にはこだわりたいものです。しかし、毎日ミネラルウォーターを買うのは高いし、買ったときに入っているペットボトルの行く末を考えると、なんだか気が引けるような…、ならば炭を使って、自分で作りましょう。炭なら余計なゴミも出ないで、しかもおいしいミネラルウォーターを作ることができます。また備長炭は、PH9のアルカリ性であるため、弱酸性の水道水がちょうど体にいい弱アルカリ性にもなります。
- 「下ごしらえ」した炭を、水1リットルに対し100g(直径約3cm長さ約10cmぐらいの大きさ)入れます。
- できれば一晩、置いておけば、できあがりです。
- 2~3ヵ月が交換の目安です。使い終わったものは、消臭剤として使ったり、庭にまくなど使いまわしましょう。!
炭でおいしいごはんを炊こう!
ごはんをおいしくする「炭」のパワー
- ●遠赤効果
炭から発する遠赤外線で、ごはんがおいしくふっくら炊けます
- ●浄化効果・脱臭効果・ミネラル効果・マイナスイオン効果
上記の「水がおいしくなる効果」でごはんもおいしくなります
- ごはんを炊くとき「下ごしらえ」した炭を、1合あたり1片程度入れます。
- 炊きあがった後も、ごはんがなくなるまで炭をジャーに入れておきます(保温時の臭みもなく、冷えてもおいしく食べられます)。
- 使用後は、流水で洗い(洗剤は厳禁!)乾燥させると、約4~5ヵ月もちます。
- 炭の表面に色がついたり、折れるようになったら交換します。
ほかにもこんな料理に炭!
いろいろ使える「炭」料理?
- ●煮物
煮物を作るとき、備長炭を入れると、煮くずれを防ぎ、新鮮さも損ないません。
- ●天ぷら・揚げ物
天ぷらや揚げ物に炭を使うと、遠赤効果でカラッと揚がり、不純物を吸着し油も長持ちします。
あらかじめ、炭1片(5~10cm程度)を加熱していない油に入れます。
鍋を火にかけて、普通に調理します。
注・必ず、乾燥させた炭を入れて使うようにしましょう。