年齢は若くてもお腹の中は老化していませんか?お腹の健康は、腸内ビフィズス菌によって決まってきます。悪玉菌を増やすのは、生活習慣に問題があるようです。
ヒトは一生の中で、腸内ビフィズス菌などの善玉菌を失いながら年をとっています。つまり腸内ビフィズス菌の元気さが「お腹年齢」と言うことができるでしょう。お腹の老化をすすめてしまうのが、生活習慣です。下に挙げたような生活習慣のために、年齢は若くてもお腹の中は老化しているという「ご腸内のお年寄り」が増えています。
赤ちゃんは、母親の体内にいる間、安全な無菌状態です。そして産まれて初めての「オギャー!」から、体の中には細菌がやってきます。初めに入ってきて増えるのが悪玉菌です。しかしその後、善玉菌である腸内ビフィズス菌が、生後3日ほどで腸内で増殖を始め、一気にお腹の中での勢力を伸ばして、悪玉菌から体を守ってくれます。その勢力たるや、ほぼ100%にまでなります。だから赤ちゃんのうんちは、大人ほど強烈な臭いはしないのです。
人間は年をとってくると、赤ちゃんのような善玉菌いっぱいの腸から、悪玉菌が多い腸になってきます。ビフィズス菌はかなり減少しています。人間の老化と腸内細菌の関係もろいろと研究されていますが、加齢で悪玉菌が増えるのなら、逆に言えば、悪玉菌を増やさないことで腸の老化は遅らせることができるかもしれません。
脱・ご腸内のお年寄りの基本が、生活改善なのは言うまでもありませんが、肉食中心など食生活が欧米化した結果なら、欧米風に対処する食品の方も取り入れましょう。それがヨーグルトです。肉だけではなく、善玉菌を増やすはたらきのあるヨーグルトも摂ってこそ、上手な欧米風の食生活と言えます。もちろん、和食中心の人もヨーグルトをプラスすることで、さらに若々しい腸になるでしょう。