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「傷あとがなかなか消えない!」そのわけは?


ひどいケガややけどのあとがなかなか消えなかったり、赤く盛り上がったいわゆるケロイド状になってしまうことがある。人によっては、虫刺されやニキビ、ピアスなど小さい傷なのに跡が残ってしまうこともある。なかなか消えない傷あと、何が原因なのだろうか?

見出し 傷あとの異常はどうして起こるか

通常、ケガをしたあと(傷あと)は、半年〜1年程度で白く目立たなくなる。しかし、傷が化膿してしまったり、傷の安静を保たなかったりすると、傷口が赤く盛り上がってしまう「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」になってしまうことがある。また、体質によっては、傷口の周りまで赤く盛り上がる「ケロイド」になることもある。 なぜ、このような現象が起こるのか。
ケガをすると、皮膚にある「繊維芽細胞」がコラーゲンというたんぱく質を作ってその傷を修復する。しかし、傷口が化膿してしまったり、傷の周りの血行が悪いと修復がなかなか上手くいかない。「肥厚性瘢痕」「ケロイド」は、この修復の過程でコラーゲンが異常に産出され、傷口からあふれ出て盛り上がってしまった状態なのである。


肥厚性瘢痕

ケロイド


見出し 肥厚性瘢痕とケロイドの違い

肥厚性瘢痕 ケロイド
傷あとの特徴 赤み、盛り上がりが傷の範囲を越えない。
つっぱり感があることがある。ときどき、かゆみ、痛みがある。自然に軽快することもある。
赤み、盛り上がりが傷の範囲を越えて広がる。かゆみ、痛みがあり強く感じることも。徐々に悪化する。
原因 傷口が化膿してしまったり、異物が入ったりして傷の治りが遅れたり、治り方に異常が起こったりする場合が多い。
栄養状態がよくなかったり、貧血、糖尿病、肝硬変などの病気のある人も、傷の治りが遅くなる。
傷口をふさぐコラーゲンが異常に産出される場合が多い。理由としては、体質、遺伝的なものが大きいと考えられている。


見出し 肥厚性瘢痕、ケロイドは治すことができる

左の図のように、体の中でも特に肥厚性瘢痕やケロイドになりやすいところがある。 体のどこにケガをしても、「栄養をしっかりとる」「患部の安静」「傷の清潔を心がける」などケアの基本は しっかり守らなくてはならない。さらに、ケガをした後、2ヵ月以上たっても、異常なかゆみや痛みが続くようだったり、患部が赤く盛り上がっているようだったら、再度病院などに相談した方がいいようだ。 現在は、肥厚性瘢痕やケロイドに対する治療法もいろいろ研究されているので、傷あとがきれいに消える可能性も高いのである。

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