あなたの肌タイプを診断し、タイプ別(乾性肌と脂性肌)にスキンケア法をアドバイスします。
あなたの肌は何タイプ?
まずは自分の肌のタイプを正しく知ることから始めましょう。例えばオデコや鼻(いわゆるTゾーン)だけが油っぽいからといって脂性肌とはいえませんし、若いころ脂性肌だった人でも年とともに乾性肌に傾いていくものです。肌質に合わない間違ったケアを続けると、かえって老化を早めることにもなりかねません。
次の項目について、A、B、Cのうち一番近いものをチェックしましょう。どれが一番多いかで、だいたいの肌タイプがわかります(化粧やスキンケアをいっさいしないという人は、6や7の質問は無視してOKです)。
- 1. 洗顔後、顔がつっぱる?
- 2. ニキビや吹き出物ができやすい?
- 3. 肌はかさついている?
- 4. 目尻や口のまわりに小ジワがある?
- 5. 顔の毛穴が目立つ?
- 6. メークしたときTゾーンの脂浮きが気になる?
- 7. 春や夏、化粧水や乳液をつけた時の状態は?
あなたの肌タイプはこれ!
- ●Aがいちばん多い人⇒乾性肌
- ●Bがいちばん多い人⇒普通肌
- ●Cがいちばん多い人⇒脂性肌
このほか、皮脂量は多いが水分が少なめで乾燥している部分がある「乾燥型脂性肌」もあります。
乾性肌の人はここに注意
●「洗顔」でとくに気をつけたいこと
- 石けんなら、弱酸性石けんや透明石けんがおすすめです。化粧石けんは洗浄力が強すぎます。
- スクラブ洗顔やフェイスブラシの使いすぎは禁物です。角質層を傷つけ、ますます乾燥します。
- すすぎは必ずぬるま湯で行いましょう。
●「整肌」でとくに気をつけたいこと
- 化粧水は肌がふやけているうちにたっぷりとつけましょう。
- 保湿効果の高い柔軟化粧水がおすすめです(とくにヒアルロン酸やコラーゲン配合のもの)。
●「仕上げ」でとくに気をつけたいこと
- 乾燥のひどい人は、乳液より油分の多いクリームのほうを、または乳液とクリームの重ね塗りをするとよいでしょう。
- Tゾーンが脂っぽい人は、そこだけノンオイリーの美容液を使うとよいでしょう。
そのほか、とくに気をつけたいこと
- 日中乾燥が気になるときは、スプレータイプのミネラルウオーターで水分補給するとよいでしょう。
- 暖房中の室内では、加湿器を使う、濡れタオルをかけるなど、湿度を下げない工夫をしましょう。
- 週に1~2回、マッサージをしましょう。血液循環がよくなって新陳代謝が活発になります。摩擦による刺激で肌を傷めないよう、専用クリームを使います。
- ビタミンAが不足しないように気をつけましょう(不足すると肌がかさつきます)。
脂性肌の人はここに注意
●「洗顔」でとくに気をつけたいこと
- ベタついたらまめに洗顔しましょう。朝晩のほか、できれば昼休みなどにもう1回しておきたいものです。
- とはいえ、脱脂力の強い洗顔剤でしょっちゅう洗うと、皮脂をとりすぎたり、目や口のまわりがカサカサになる恐れがあります。普通肌用ので十分です。
- かなり脂性の人は、殺菌・消毒・防臭効果のある薬用石けんを使ってみるとよいでしょう。
●「整肌」でとくに気をつけたいこと
- 化粧水は、収れん化粧水がおすすめです。毛穴を引き締めて余分な皮脂を抑えてくれます。
●「仕上げ」でとくに気をつけたいこと
- 乳液やクリームをやたら塗らないこと。油分を与えすぎると、ニキビができたり、肌を甘やかして皮脂の分泌が悪くなることもあり、肌の老化を早めることになります。化粧水をつけた後まだかさつくところだけ、というように部分使いを行いましょう。
そのほか、とくに気をつけたいこと
- ニキビがあるときはファンデーションは極力控えてポイントメイクにしましょう。マッサージもしてはいけません。
- 引き続きメイクで下地クリームを使うときは、乳液などはいりません(下地クリームに油分が入っています)。
- 糖質(甘いもの)を摂りすぎないようにします。ビタミンB群が消費され、皮脂の分泌を調整できなくなります。