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ストレス解消のためのリラックス法

生きてるかぎり、ストレスがまったくゼロになることはあり得ない。 ならば、自分に合ったストレス解消法を何か1つ見つけ、うまく付き合っていくのが賢明だ。 ここに挙げたほかにも、トレーニングによって自分の内臓や神経の働きをコントロールできるようにする「自律訓練法」もおすすめだ。

その1 呼吸法でリラックスする

あなたは疲れたとき、何気なく「フーッ」と大きなため息をついていないだろうか 。 このように呼吸には、心と体をリラックスさせる大きな効果がある。呼吸法の基本を知っておくと、仕事でちょっと疲れたとき、緊張したり不安になったとき、イヤなことがあったときなど、いつでもどこでも気分を落ち着けることができて便利だ。ポイントは「腹式呼吸」。短時間からはじめて少しずつ時間を延ばし、30分くらいは続けられるようにしたい。お風呂タイムや寝る前、昼食後の休憩タイムなど、1日の中でリラックスしたい時間におこなうとよいだろう。

腹式呼吸の正しいやり方

腹式呼吸

1.みぞおちから上(頭、首、手)の力を抜き、下腹から足にかけて力を入れる。
2.下腹を引っ込めながら、ゆっくりと力をこめて息を吐ききる。下腹の皮が背骨にくっつくくらいまで。(左図参照)

腹式呼吸

3.腹の力を抜いて、反動で下腹をふくらませながら、すばやく息を吸う。この間、意識は下腹に集中させる。(右図参照)

その2 アロマテラピーでリラックスする

いま話題の「アロマテラピー」。植物のもつ自然の香りを利用して、心や体を健康 にする方法だ。香りをかぐと、その刺激は脳の「大脳辺縁系」(本能や感情をコントロールしたり、自律神経系やホルモン系の中枢があるところ)に達する。それにより、心からリラックスしたり体全体の働きを整えることができるというのだ。お気に入りのエッセンシャルオイル(香りの成分を濃縮したもの)を見つけて、さっそくトライしてみよう。

エッセンシャルオイルの活用法

●アロマポット
アロマポット
アロマポットの皿に、水とエッセンシャルオイルを入れ、ろうそくであたためる
●アロマバス
アロマバス
お湯をはったバスタブに、エッセンシャルオイルを2〜3滴たらして入浴する。
●フットバス
フットバス
お湯を入れた洗面器にエッセンシャルオイルを1〜2滴たらし、足のくるぶしまでを浸す。
●マッサージ
マッサージ
エッセンシャルオイルと、ベースオイルという専用の植物油を混ぜ、マッサージする。
 

●カップの湯に加える
熱いお湯を入れたカップに、エッセンシャルオイルを1〜2滴たらす。揮発した成分が湯気とともに立ち上がる。

●ティッシュやコットンに含ませる
1〜2滴たらして吸入する。胸のポケットに入れておいてもよい。

主なエッセンシャルオイルと、その効果

ラベンダー 心と体の不調に総合的に効き、心身のバランスをとってくれるので、ストレス解消には最適。頭痛、筋肉痛、生理痛にも効果的。
ローズマリー 疲れた心を元気づけ、やる気や集中力を取り戻してくれる。疲れが取れない朝に使えば、頭も気分もスッキリ。
レモン 気分を軽くし、リフレッシュさせる。頭痛をやわらげ、悩みで頭が混乱した時にもスッキリとさせてくれる。
カモミール 不安やイライラを穏やかに静める、リラックス効果の高いオイル。不眠症や生理痛にも効果あり。
ペパーミント 決断力を養い、勇気が与えられる。憂鬱な時や疲れて落ち込んだ時におすすめの、爽快な香り。
サンダルウッド お線香のようなオリエンタルな気の香り。落ち込む心を温かく包み込むように、元気づけてくれる。セキやのどの痛みにも効果あり。

その3 ストレス防御3大栄養素をたっぷりとろう

朝昼晩、栄養バランスのとれた食事をとらないと、ストレスを跳ね返すことなんてできない。ストレスから体を守ってくれるビタミンB1、ビタミンC、カルシウムはたっぷりとりたい。とくにビタミンB1は、脳内物質の代謝をよくし、情緒を安定させるためには欠かせない栄養素。これが不足すると、精神的な能力の低下、イライラ、不眠などの症状を引き起こす。

ビタミンB1を多く含む食品

玄米、強化米、麦飯、豚肉、たらこ、落花生、小豆などの豆類、しいたけ、にんにくなど。
*ねぎ、たまねぎ、にらなど「硫化アリル」を含む食品と一緒にとると、吸収がよ くなる。
→「にらレバーいため」「玉ねぎたっぷりの酢豚」などにするとよい。

ビタミンCを多く含む食品

柿・いちごなどの果物、芽キャベツ、カリフラワ ー など。

カルシウムを多く含む食品

いわしなどの魚類、牛乳、チーズ、かいわれ大根 、 かぶ、大根の葉、大豆などの豆類、など。

アルコールはストレス解消になるか
多くの人にとって、身近なストレス解消法になっているアルコール。確かに、「気持ちいい」というほろ酔い程度であれば、アルコールは気分転換法としてはとても効果的で、ストレス状態から一時的に逃れることもできる。しかし、これを超えて泥酔状態まで進むと、話は別。 アルコール依存症におちいる危険を秘めているし、急性アルコール中毒で命を落とすこともある。肝臓だって悪くなる。それだけではない。多量のアルコールは、免疫機能を高めてくれるビタミンA、B6、神経疲労の回復に重要なビタミンB1の体外への流出も招く。つまり、ストレスを解消しようとして飲んだはずが、飲みすぎると、体をストレスから守る機能そのものを低下させてしまうことになるのだ。「ほどほど」が一番である。

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