疾患・特集

8020を狙え!

銀行の暗証番号か、はたまた誰かの誕生日か(?)というこの数字、実は80歳になっても自分の歯を20本持っていましょう、という厚生労働省のメッセージ。
厚生労働省がこんな数字をうちだすほど日本人の口の中は荒れ模様で、平均虫歯本数は1人約8本。
虫歯はもちろん、さまざまな歯周病そしてそれに伴うお口のにおいは、まずは歯磨きでブロックできるのだ。
世界に冠たる清潔好き日本人だが、こと歯のことになると事情は少し違うようで…。
毎食後磨いているけど虫歯があるという方、歯医者さんは大嫌いという方は特にこの記事をじっくり読んでください!

まずはグッズ点検から

あなたの歯ブラシを見て、毛先がボサボサで、新品の物に比べてかなり毛先が開いていればすでに歯ブラシは変え頃。
また歯並びがあまりよくないのにヘッドが大きい物を使っていると毛先がきちんと歯に届かないので、これも小さい物に即交換を。

歯磨きをするときサッパリ感が欲しいあまり、ヘッド全体に歯磨きのペーストをつけるのもNG。
こうするときちんと全体を磨く前に口の中が泡だらけになり全体が磨きにくくなったり、短い時間で清涼感を得られ、きちんとブラッシングできていなくても歯磨きをやめてしまいがち。
最後に歯ブラシの持ち方は鉛筆を持つ要領で。
歯ブラシを握ってしまうと余分な力が入って歯肉を痛め、指先だけでこわごわ持つときちんと毛先が奥まで届かず、また歯肉などへのマッサージ効果も薄れてしまう。

ゆっくり、正確に3分

まず鏡で自分の歯を見てからブラッシングスタート。
上の歯と下の歯を各4ブロックに分け、利き手側の上の奥のブロックから磨き始める。
上の歯の表側はブラシの毛の上の列が歯と歯肉の境(下の歯はブラシの下の毛が境)に当たるようにブラシを押し当て、細かく動かす。
横にゴシゴシは歯肉を傷つけるので禁物。
同じ場所で10回くらい動かしたら、次のブロックに移動。
歯の表側が終わったら、裏側も。
奥歯はまとめて磨けないので1本ずつ歯ブラシを当て、前歯の裏はブラシを立てるように入れ、こちらも1本ずつ歯に沿って上下に動かして磨く。
最後に、並びが悪く、歯が重なり合っているようなところは、ブラシを縦に持ったり毛先を使ったり鏡を見ながら磨き残しがないように。

ここまですれば3分は確実にかかる。 そんな時間ないと思われた方、1度はトライを。
口の中のサッパリ感とサッパリ感の持続が違うはず!