疾患・特集

ビタミン剤の服用にも十分な注意が必要

副作用が出た場合はすぐに中止を

ビタミン剤、ドリンク剤、滋養強壮剤などは、一般に栄養保健薬と呼ばれます。含まれている薬剤量は、治療に必要な量よりはかなり少ないので、あくまでも単なる保健薬と考えるべきでしょう。
ただし、含まれている薬が少量でも、薬物には違いがありません。用法、用量を守るのは当然のことです。副作用が出た場合はすぐに中止して、医師・薬剤師に相談すべきです。

ビタミン剤服用の前に食物による栄養摂取を心がける

ビタミン剤、特にビタミンC、ビタミンEが、動脈硬化予防効果のあることはよく知られています。もちろんビタミン剤を用いる前に、食物による栄養摂取を心がけたいものです。しかし、喫煙者や、食品による摂取が足りない場合は、ビタミン剤で栄養を補うことを考えても良いかもしれません。
ただし、ビタミン剤をだらだらと飲み続けることは避けるようにします。ビタミンA、D、Eを含む滋養保健薬などは、脂肪に溶けやすく体内に蓄積されることもあります。服用には十分な注意が必要です。