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体重の50%の重さを占める骨格筋数

骨格筋は自分の意志で動かせる随意筋

体は筋肉のはたらきによって動きます。筋肉には横紋筋、平滑筋、心筋の3種類があります。
上肢、下肢、体幹などの骨格に付いていて、それを動かす筋肉が骨格筋(横紋筋)です。骨格筋の総数は約400個で、重さにすると体重の約50%を占めます。
横紋筋は横紋を持っていて、自分の意志で収縮と緊張を起こさせることができるので随意筋と呼ばれます。
これに対して、平滑筋と心筋は意志によって動かせない不随意筋です。平滑筋は主に血管、気管、腸管、尿管など管状の臓器、胃、ぼうこうなど袋状の臓器の壁を形づくっています。また、心筋は心臓を形づくっている筋肉です。これらは自律神経やホルモンによってコントロールされています。

骨と骨格筋の共同作業で体が動く

私たちの体は、骨と骨格筋の共同作業によって姿勢を保ったり移動したりできます。特に上肢や下肢の筋肉は、関節をはさんで骨と骨をつないでいます。その筋肉の収縮によって関節が動き、複雑で多彩な運動が可能になります。

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