疾患・特集

ストレス解消に音楽を聴く

ジャズでもロックでも、好きこそ薬

ストレス解消の音楽というと、モーツアルトとかサティといったクラシック音楽の効果が指摘されますが、最近の研究では聴きたい音楽であれば、どんな音楽でも体の緊張が解け、皮膚温が上昇し、筋の緊張度が低下すると報告されています。
たとえヘビーメタルのロックでも、あなた自身がその曲が好きで、曲を聴くことで疲れを忘れ、嫌な気分が薄らぐのなら、それもストレス解消によく効く音楽なのです。
また、どんな名曲でも、音楽に興味のない人が「ストレス解消のため」と無理に聴くのでは、かえって逆効果になりかねません。

悲しい時には悲しい曲を

寂しい時に哀しげな演歌を聴いて、ジーンとしたことはありませんか。悲しい時に悲しさをイメージさせる曲、興奮している時に高揚をあおるような曲、楽しい時には暖かくはしゃぐような曲と、その時の感情と同質の曲を聴くことは、ストレス発散法として効果があります。
感情に反する曲を聴くよりも同質の曲を聴く方が、心を解放させ、リラックスしやすい状態になるのです。
カラオケも、思い切って息を吐き声を出すといった効果と共に、その時の気分にあった選曲をして、思い入れたっぷりに歌うことで、ストレス解消には大きな意味があるといえます。