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「気」を高めて潜在力を発揮させる気功法

呼吸法は気功法のごく一部

「気」とは生命エネルギー、「功」はその活性化のためのトレーニングを意味します。つまり気功という言葉は「自己の生命力と向き合うトレーニング」という意味で、あなた自身が潜在的に持っている生命力を引き出すための方法の総称です。
ですから、呼吸法も太極けんも座禅も、書道や舞踏でさえも気功の一環といえます。その中で、効率的に「気」を高めて潜在力を発揮しようというのが「気功法」で、呼吸法と運動を組み合わせた方法が数多く考案されています。
これらは、熟達した指導者のもとで訓練を積むことが望ましいのですが、ここではまず、気功の基本となる「丹田」の場所をお教えしましょう。丹田は、あなたの「気」のエネルギー源なのです。

まずは丹田を意識するレッスン

丹田はだれにでもあります。へその下に指を3本横に当ててみてください。その3本目の指が当たっている下腹の奥の方が丹田の場所です。
運動でも芸術でも一芸を極めた人の多くは、「丹田」という言葉は知らなくても、実際にはその場所を意識して気持ちを落ち着かせ、そこから力を得る方法を自然に体得しているといわれます。
丹田が意識できるようになると、今まで出なかったような力や度胸がついたり、気持ちを落ち着かせることが上手にできるようになります。
試しに、普通の力では開けられない瓶のふたなどを、丹田を意識しながら開けてみてください。意外な力が出るものです。これは超能力などではなく、元々あなたが持っている潜在的な力が効率的に発揮された結果なのです。