疾患・特集

気にすることと気にしないことを区別する

職場過剰適応タイプこそ、ストレスマネージメントを

現在のような不況下では、これまでは問題にならなかったようなトラブルが表面化したり、どんなに努力してもそれが実を結ばなかったりと、不快ストレスの日々が続きます。特に、企業目標や上司の期待にこたえたり、部下の人望を得ることを重んじる職場過剰適応タイプは、過剰反応を起こしがちになります。
最近、中間管理職の自殺率増加が再び問題になっていますが、それも職場過剰適応タイプがストレスをため込んだ結果であることが多いと指摘されています。

多少の浮き沈みは当たり前、という学習を

何かの問題に対応する時にはまず3回深呼吸をして、カッとなっている気分を鎮め、今目の前にあるトラブルが自分にとって、部署にとって、会社にとってどれほどの重みを持っているかを冷静に考えてみましょう。
すると、トラブルの全体像が見えてきて、どのような対処をすればいいかイメージがわきやすくなるものです。そして、必要に応じて上司に相談したり部下に仕事を頼んだりして、すべてを自分の責任として背負い込まないようします。
こうすれば、何を気にして、何を気にしないかの判断ができるようになり、不必要なストレスをため込まずに適切な対応が可能になるのです。