疾患・特集

ストレスの回避は逃げることではない

ストレスの回避も慎重に

職場ストレスを避けるために脱サラをする人は少なくありません。
職務ストレスで心身が病的な状態になるほどの人なら、労働条件を見直して配置換え、転勤、果ては転職が必要なこともあります。
しかし、 新しい環境に慣れることが新たなストレスになることもあるので、ストレス回避も慎重にしてください。
今いる環境のストレスが、新しい環境に移った時のストレスに比べてどれほど強いものか、冷静に比較検討してから行動に移したいものです。
ストレスの回避は逃げることではなく、できる範囲で自分を取り巻く環境を改善していくことなのです。

休息でストレスの慢性化を防ぐ

たとえ転職もせず、仕事の量も仕事の質も軽減することができなかったとしても、休息を上手に取ることでストレス刺激を軽減することは可能です。
同じ労働時間でも、休みなしに連続して働いた場合と、休息を取りながら働いた場合では、疲れのたまり方が違ってきます。
一定時間働いたら数分でも休息を取り、その時は仕事のことをなるべく忘れるよう心掛けたいものです。