疾患・特集

アルコールと食事

適量のお酒は場を盛り上げる

世界各国にそれぞれ特有の料理とお酒があります。フランス料理にはワイン、ドイツ料理にはビール、中国料理には老酒、そして、日本料理には日本酒と、それぞれの料理にとても相性が良いお酒があります。そして、その国のその土地にふさわしい食文化や飲酒文化がそれぞれ作られています。

適量のお酒には食欲を増進させ、さらにお料理の味を引き立てるという効果があります。その上、お酒にはリラックスしたムードを作り出したり、明るく楽しく場を盛り上げたりします。
ところで、お酒を飲む時は、食物を一緒に取ると良いといわれます。これは、胃腸の粘膜に食物が防御壁をつくり、胃が荒れるのを防ぎ、アルコールをゆっくり吸収させるはたらきがあるからです。

食べながら飲めば飲み過ぎない

さらに、食べながら飲むとお酒を飲むペースもゆっくりになりますから、血中アルコール濃度も急激に上がることはなくなりますし、おなかがいっぱいになって飲み過ぎることもなくなります。
ですから、精神的な面と体の構造上の面の両方から、アルコールと食事は切り離せない関係なのです。