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未成年者飲酒禁止法

周りの大人が罰せられる

日本では「未成年者飲酒禁止法」という法律によって、20歳未満の飲酒が禁じられています。この法律は大正11年に施行されたものです。そして、親権者に対しては、未成年者の飲酒をやめさせる義務と責任があることがはっきり定められてます。

さらに、お酒を扱っている業者に対しては、未成年者にお酒を売ったり与えたりした場合は、罰せられることになっています。ですから、お酒を飲んだ未成年者本人が罰せられるわけではなく、周りの大人が罰せられるのです。

最近は家族の勧めが多い

ところが、最近の調査によると中学生の57%、高校生の75%が飲酒経験をもっているそうです。しかも、未成年者が初めてお酒を飲む機会は、家族の勧めが多いようです。
10代ではまだアルコール代謝酵素も未完成で、成長期にお酒を飲むことは体にとってマイナスになるだけでなく、精神的にも悪影響を及ぼします。周囲の大人が子供の飲酒の害をきちんと考えて、未成年者の飲酒を防止することが大切です。