疾患・特集

急性アルコール中毒とは

ほろ酔い初期から一気に泥酔期に

急性アルコール中毒とは、お酒を飲んだ時に起こる一時的な異常めいていや、泥酔による中毒死などのことをいいます。

普通にアルコールを飲むと徐々に血中アルコール濃度が上がるので、「ほろ酔い期」「めいてい期」「泥酔期」と酔いの症状も変わっていきます。
ところが、大量のアルコールを急激に飲むと、血中アルコール濃度が急激に高くなりますから、「ほろ酔い期」「めいてい期」を飛ばして、一気に「泥酔期」や「こん睡期」まで進んでしまいます。

飲酒後1、2時間で危険な状態

そして、時には呼吸困難など危険な状態にもなったりします。
血中アルコール濃度が0.4%以上になると、飲酒後1、2時間でその半数が死亡するといわれています。がぶ飲みや一気飲みは急性アルコール中毒になる危険性が大変高くなりますから、お酒は自分の適量を自分のペースで飲むことが大切です。
そばにいる人が急性アルコール中毒を起こした場合、まず救急車を呼ぶことが大切です。救急車が来るまでに吐いてしまったら、吐いた物がのどにつかえないように、顔を横に向け、口の中をタオルでふいておくようにします。